変形性股関節症について
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あきらめなくても大丈夫、 知っておきたい ケロイドの基礎知識
中高年女性に多くみられる変形性股関節症は、手術によって劇的な症状改善が期待できる一方で不安を感じている人も少なくありません。当院が積極的に提案している AMIS なら期の回復・社会復帰が可能です。
詳しいお話を整形外科 副部長 中根医師に伺いました。
中根 弘孝 医師
富士市出身。学生時代は水泳、現在はバスケやランニングを楽しむスポーツマン。静岡マラソンには毎年エントリーし、来春のレースでも自己ベスト更新を目指す。座右の銘は「信は力なり」。

教えてドクターQ&A
変形性股関節症とはどんな病気ですか。
股関節でクッションの役割を果たしている軟骨がすり減った状態のまま身体を使い続けることで関節が変形していく病気です。欧米人と比べてアジア人に多く、特に日本では中高年の女性に多く見られ、国内におけるX線診断による有病率は1.0~4.3%、女性に限定すると2.0〜7.5%と、とても身近な病気です。一度減ってしまった軟骨は自然に元に戻ることはなく、そのままにしておくと少しずつ変形が進んで痛みが強くなり、やがて家事や仕事など日常的な動作にも苦痛が伴うようになります。
手術や術後の生活が不安です。元の生活にはどれくらいで戻れますか。
筋肉や腱を切らないAMISでは、従来の後方アプローチと比べ圧倒的に回復が早く、入院期間も短い。手術翌日には歩行訓練を開始することもできます。退院後は自宅での療養が必要ですが、多くは術後1ヶ月ほどで日常生活に戻ることができます。また人工関節も、素材技術の進化による耐用年数向上や、脱臼しにくい構造を持つ「デュアルモビリティ」と呼ばれるタイプの人工関節も登場し、より安心して手術を受けられるようになっています。患者さんそれぞれに合わせた治療を検討しますので、気軽に相談してください。
日本人女性には身近な変形性股関節症という病
歩き始めるとき脚の付け根が痛む、靴下が履きづらい、階段昇降や長時間歩くのがつらくなってきた… もしそんな症状が続いていれば、変形性股関節症の可能性があります。
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り関節が変形していく病気で、日本では、生まれつき骨盤側の受け皿が浅い臼蓋形成不全を背景に発症する方が多く見られます(右ページQ&A参照)。症状が軽いうちは薬物療法や運動療法、体重管理など保存的治療で経過を見ますが、日常生活への影響が大きい場合には、傷んだ股関節の表面を取り除き、人工関節に置き換える人工股関節全置換術を検討します(図1)。
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り関節が変形していく病気で、日本では、生まれつき骨盤側の受け皿が浅い臼蓋形成不全を背景に発症する方が多く見られます(右ページQ&A参照)。症状が軽いうちは薬物療法や運動療法、体重管理など保存的治療で経過を見ますが、日常生活への影響が大きい場合には、傷んだ股関節の表面を取り除き、人工関節に置き換える人工股関節全置換術を検討します(図1)。
早期回復でき痛みも少ないAMISを積極的に採用
この手術は従来、主にお尻や外側の筋肉を切開して股関節にアプローチする手法が主流でしたが、術後の痛みが残ったり、筋力の回復に時間がかかったりするなどの課題がありました。そこで当院が積極的に行っているのが、AMIS(Anterior Minimally Invasive Surgery:エイミス、前方進入法による低侵襲手術)という方法です(図2)。
AMISは、股関節の前側にある筋肉と筋肉のすき間を縫うようにして股関節にアプローチするため、基本的に筋肉や腱を切ることなく手術を行えます。筋肉のダメージを最小限に抑えるため術後の痛みが少なく筋力の回復も早いので、早期の歩行開始や社会復帰が期待できます。
AMISは、股関節の前側にある筋肉と筋肉のすき間を縫うようにして股関節にアプローチするため、基本的に筋肉や腱を切ることなく手術を行えます。筋肉のダメージを最小限に抑えるため術後の痛みが少なく筋力の回復も早いので、早期の歩行開始や社会復帰が期待できます。
横方向に切開することで術後の傷も目立ちにくく
また当院がもうひとつ配慮しているのが手術の傷あと。長く付き合っていく身体ですから、見た目の安心感も大切にしたいと考えています。そこで取り入れているのが、脚の付け根の皮膚のしわに沿って横方向に切開する「ビキニ皮切」という切開方法。縦方向に切開するのと比べて傷あとが皮膚の線になじみやすく、着衣に隠れやすいというメリットがあります。
ただしもちろん、傷が小さければよい手術というわけではありません。人工関節が十分に機能を発揮し、安心して使っていただくためには、人工関節を適切な位置に正確かつ安全に設置することが何より重要です。当院では、身体への負担を減らす低侵襲、手術精度を高める正確性、そして確実な治療を提供する安全性の全てを大切にしながら、一人ひとりに適した方法を選択し、患者さんが少しでも早く笑顔で日常生活へ戻れる手術を目指しています。
ただしもちろん、傷が小さければよい手術というわけではありません。人工関節が十分に機能を発揮し、安心して使っていただくためには、人工関節を適切な位置に正確かつ安全に設置することが何より重要です。当院では、身体への負担を減らす低侵襲、手術精度を高める正確性、そして確実な治療を提供する安全性の全てを大切にしながら、一人ひとりに適した方法を選択し、患者さんが少しでも早く笑顔で日常生活へ戻れる手術を目指しています。

