しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

第164号 平成31年04月01日発行

2019年4月1日

あたたかい風が心地よく穏やかな季節となりました。みなさんいかがお過ごしですか?
平成も残り1か月となり、来月からは新元号となります。そもそも元号は飛鳥時代の592年から710年あたりに中国から伝わったとされており、その最初の元号は「大化」です。新元号は大化から数えて248個目となります。日本の歴史の長さや、途絶えることのない伝統を感じることができますね。
さて、メールマガジン第164号をお届けします。みなさんには引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

しずおか日赤訪問看護ステーションが開設されました!

本日4月1日(月)、静岡市葵区両替町に「しずおか日赤訪問看護ステーション」が開設されました。

訪問看護とは、病気や障害を持った人が住み慣れた地域やご家庭で、その人らしく療養生活を送れるように、看護師が居宅を訪問し、主治医の指示や連携により看護ケアを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援するサービスです。

現在、「総合内科・神経内科・呼吸器内科・血液内科・産婦人科・精神科」など15科の医師から依頼を受けており、0歳から101歳まで幅広い年齢の利用者の方に訪問看護を行っています。

私たちが大切にしていること

  • 地域の医師、医療機関との連携が取れ、質の高い看護を提供します
  • 医療処置の高い方や、精神科・産婦人科など幅広い分野で訪問看護を行います
  • 看護師経験が10年以上の訪問看護師が、一人ひとりに丁寧な看護を心掛けます

営業日・営業時間

【営業日】 月~金曜日(祝日は休み)
<その他の休日>
日赤創立記念日:5月1日
年末年始:12月29日~1月3日
【営業時間】 8:30 ~ 17:00
土・日・祝も電話等により、24時間常時連絡可能
※24時間対応体制加算に同意していただいた方のみ

お問合せ先

しずおか日赤訪問看護ステーション
〒420-0032 静岡市葵区両替町1丁目7-5
TEL:054-254-4500
FAX:054-254-4358

サービス内容等の詳細についてはパンフレットや
当院ホームページ(こちら)をご覧ください。

「結核」は過去の病気ではなかった!

かつて国民病として恐れられた結核ですが、今も日本の結核罹患率は欧米に比べて高く1日に50人もの患者が発生しており、世界の中では依然「中まん延国」とされています。免疫を持たない若い世代の感染もしばしばみられます。

結核はどんな病気?

結核菌が体の中に入り増えることで起こります。日本では結核の約8割は肺結核で、最初は炎症から始まり、やがて肺の組織が破壊されて呼吸困難が起こります。ハイ以外のリンパ節、腎臓、骨、脳など体のあらゆる部分に拡がることもあります。
初期症状は風邪と似ていますから、2週間以上咳や痰、微熱が続くようなら、早めに受診しましょう。

どのように感染するの?

結核を発病している患者の結核菌が咳やくしゃみによって空気中に飛び散り、それを吸込むことによって菌が体内に入りますが、多くの場合体の抵抗力により追い出されます。菌が体内に残ると「感染」ですが、ほとんどの場合免疫によって封じ込められたまま活動しない状態となります。
「感染」した後、免疫の低下などで菌が活動を始め増殖していく状態が「発病」です。症状が進むと咳などで菌が空気中に出るようになり(排菌)、このようになって初めて他の人に感染させる危険が出てきます。感染して2年くらいのうちに発病することが多いですが、数年~数十年後に発病することもあります。

効果の高い薬物療法

治療は基本的に薬です。結核菌が薬に慣れて耐性(抵抗性)ができないよう、複数の薬を組み合わせて使用するのが鉄則です。イソニアジド、リファンピシン、ピラジナミドにエタンブトールまたはストレプトマイシンを加えた4剤を2ヶ月、その後イソニアジド、リファンピシンを4ヶ月使用するのが標準的な治療です。
もしも薬に耐性を持つ結核菌に感染すると、治療は困難を伴います。薬の飲み忘れや中断が耐性を作る原因となりますから、とにかく飲み忘れのないよう確実に薬を服用することが大切です。

結核撲滅のために

結核について正しい知識を持ち、定期的に健診を受ける、咳や微熱が続くときは受診するなどの行動が、患者さん自身の重症化と感染の拡大を防ぎます。結核の撲滅は一人一人の意識と行動にかかっています。

参考:公益財団法人結核予防会HP

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