しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog
しずおか日赤メールマガジン第253号
2026年8月26日
朝晩の涼しさに秋の訪れを感じる季節となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今月は、名古屋で4年に1度開催されるアジア最大のスポーツの祭典である第20回アジア競技大会が開催されます。
アジア・オリンピック評議会(OCA)が主催し、アジアの45の国と地域が参加する国際的な大会で、日本で開催される3度目のアジア競技大会となります。陸上競技や水泳といったオリンピックで実施される競技に加え、カバディやセパタクローなどのアジア特有の競技が過去の大会において実施されており、非常に興味深い大会です。スポーツの秋を是非お楽しみいただけたらと思います。
それでは、メールマガジン第253号をお届けいたします。引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
今月は、名古屋で4年に1度開催されるアジア最大のスポーツの祭典である第20回アジア競技大会が開催されます。
アジア・オリンピック評議会(OCA)が主催し、アジアの45の国と地域が参加する国際的な大会で、日本で開催される3度目のアジア競技大会となります。陸上競技や水泳といったオリンピックで実施される競技に加え、カバディやセパタクローなどのアジア特有の競技が過去の大会において実施されており、非常に興味深い大会です。スポーツの秋を是非お楽しみいただけたらと思います。
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前号に引き続きケロイドについて福井剛志医師のお話です!
ケロイド
あきらめなくても大丈夫、知っておきたいケロイドの基礎知識
手術やケガ、帯状疱疹、帝王切開など ありとあらゆる傷口において発症する可能性がある「ケロイド」。一度発症すると自然に治ることはありませんが 適切な治療を続けることで確実に改善できます。詳しいお話を形成外科の福井先生に伺いました。

形成外科 福井剛志 副部長
丁寧な説明が信頼を集める福井先生。趣味は旅行で「行ったことがない場所を 訪ねるのが好きなんです」。観光以外に も地元のローカルな動物園を訪ねるな ど、ちょっと意外な一面も。
意外と知らない「ケロイド」 普通の傷跡とどう違う?
ケロイドとは、皮膚の真皮で過剰 な炎症が続いて生じる疾患のことです。
手術やケガなどでできた傷は、治癒の過程において一時的な炎症反応として赤みや腫れ、かゆみが起こります。通常、こうした炎症は時間とと もにおさまり、徐々に平らで白い傷 跡に変わっていくのですが、中には炎症が治らず、慢性的に残り続けることがあります。皮膚の下で傷を治そうとする免疫細胞が過剰に働き、 コラーゲンが作られ続けることで皮膚が大きく盛り上がり、やがてその膨らみはもとの傷の範囲を超えて広 がり、時には強い痛みやかゆみを引き起こします。こうした状態がケロイドです。
手術やケガなどでできた傷は、治癒の過程において一時的な炎症反応として赤みや腫れ、かゆみが起こります。通常、こうした炎症は時間とと もにおさまり、徐々に平らで白い傷 跡に変わっていくのですが、中には炎症が治らず、慢性的に残り続けることがあります。皮膚の下で傷を治そうとする免疫細胞が過剰に働き、 コラーゲンが作られ続けることで皮膚が大きく盛り上がり、やがてその膨らみはもとの傷の範囲を超えて広 がり、時には強い痛みやかゆみを引き起こします。こうした状態がケロイドです。
薬による保存的治療が基本、重い症状には注射が有効
治療は、体に負担の少ない保存的治療が優先されます。まず抗アレルギー薬などの内服薬で不快な痛みやかゆみを抑え、同時にステロイドを用いた外用薬や貼付薬を投与して直接炎症を抑えていきます。効果が出るには数ヶ月から半年、あるいはそれ以上の期間が必要ですが、続けることで確実な効果が期待できます。
また、範囲が広い場合や症状がひどい場合に選択されるのがステロイドの局所注射です。成分をケロイド の組織内に直接打ち込むため高い効果が期待できますが、注射の際に強い痛みを伴うこと、また打ちすぎると生理不順など内分泌系の副作用が出る恐れがあることから、患者さんの意向を聞きながら決めていきます。
そのほか補助的な方法として、患部をシリコンシートで覆って固定・圧迫する圧迫療法もありますが、現在はステロイド貼付薬の進化もあり、剥がれやすさや見た目の煩わしさからメインで行われることは少な くなっています。
また、範囲が広い場合や症状がひどい場合に選択されるのがステロイドの局所注射です。成分をケロイド の組織内に直接打ち込むため高い効果が期待できますが、注射の際に強い痛みを伴うこと、また打ちすぎると生理不順など内分泌系の副作用が出る恐れがあることから、患者さんの意向を聞きながら決めていきます。
そのほか補助的な方法として、患部をシリコンシートで覆って固定・圧迫する圧迫療法もありますが、現在はステロイド貼付薬の進化もあり、剥がれやすさや見た目の煩わしさからメインで行われることは少な くなっています。
手術治療では特殊な縫合でケロイドの再発を抑制
ケロイドが大きすぎたり目立つ場所にあって日常生活に支障をきたしている場合や、保存的治療で十分な改善が見られない場合には、手術による治療が検討されます。
ケロイドの場合、ただ単に患部を切除して縫い合わせるだけでは、手術痕自体が新しい傷となってケロイ ドが再発するリスクがあります。ケロイドの手術では、患部をきれいに 切除・摘出したのち、切除した新しい傷から再発を起こさせないための特殊な縫合法を行い、さらに再発率を極力下げるために、数日以内に放射線照射治療を行います。そして術後もしばらくの間は皮膚を引っ張る力から守るための専用固定テープを貼り、予防を実践し続けながら定期的に通院を続け、慎重に経過を観察していきます。
ケロイドは自然に治ることはありませんが、適切な治療を行うことで、 確実に改善できます。お悩みの方は一人で抱え込まず、まずは形成外科へ気軽にご相談ください。
ケロイドの場合、ただ単に患部を切除して縫い合わせるだけでは、手術痕自体が新しい傷となってケロイ ドが再発するリスクがあります。ケロイドの手術では、患部をきれいに 切除・摘出したのち、切除した新しい傷から再発を起こさせないための特殊な縫合法を行い、さらに再発率を極力下げるために、数日以内に放射線照射治療を行います。そして術後もしばらくの間は皮膚を引っ張る力から守るための専用固定テープを貼り、予防を実践し続けながら定期的に通院を続け、慎重に経過を観察していきます。
ケロイドは自然に治ることはありませんが、適切な治療を行うことで、 確実に改善できます。お悩みの方は一人で抱え込まず、まずは形成外科へ気軽にご相談ください。

図1
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