しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

しずおか日赤メールマガジン第244号

2025年11月28日

12月に入り、街の空気がぐっと冬らしくなってきました。
今年は気温の上下が激しく、「着る物に迷う日」が続きましたね。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
12月1日は「世界エイズデー」。今年は若い世代を中心に検査を受ける人が増えたというニュースもあり、健康への意識の高まりを感じます。
また、インフルエンザも例年より早く流行しており、首元や大椎(だいつい)を温める“冷え対策”が効果的です。
それでは、メールマガジン第244号をお届けいたします。
引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

遺伝カウンセリング外来

未来に備え、向き合うために
遺伝カウンセリング外来の現場から

遺伝性の疾患を治療中の患者さんとご家族の心身を支える頼もしいパートナーが「遺伝カウンセリング外来」。
当院でカウンセリングを担当する検査部 朝比奈医師に、外来開設の意義や目的、また優れた検査品質を保つための組織的な取り組みについて伺って来ました。

検査部 朝比奈 彩 副部長
ハツラツとした笑顔にキュートなメガネがお似合いの朝比奈先生。
日中は検査部にて業務にあたり、夜と土日は大学院で研究に没頭
と忙しい毎日。「じっとしていられない性質。自分の成長が楽しい
んです♪」。
富士宮出身、3児の母。
前号に引き続き検査部 朝比奈医師のお話です!

遺伝カウンセリング外来の果たす機能と役割

遺伝カウンセリング外来とは、生まれつきの病気や遺伝子が関わる病気や体質などに不安や悩みを抱える方に対して正確でわかりやすい情報を提供し、自らの力で問題を解決できるようサポートする外来です。当院では2023年6月に開設、当時臨床遺伝専門医は自分1人でしたので、院内のさまざまな部署との協力体制のもとで立ち上げました。
カウンセリングの対象となるのは、遺伝性の病気が疑われる方やその家族、遺伝学的検査を受けるか迷っている方、がんゲノム医療の一環で遺伝子検査を受ける方など。当院で遺伝性が指摘される病気の治療を行なっている患者さんとその家族が、遺伝について正しい知識を得たり、将来の見通しを知っておくために受診されるケースが中心です。
遺伝情報には、「不変性」「予測性」「共有性」という特徴がありますが、近年では「あいまい性」も指摘されています。これは、遺伝学的検査で見つかる変化の中には現時点では病気との関係が不明なものが含まれることがあり、医学の進歩とともに解釈が変わることがあるという特性です。そのため、検査前の説明や結果をお伝えする際には、専門家による丁寧なサポートが欠かせません。当院では臨床遺伝の知識を持つ医師が、検査の必要性や結果の意味を丁寧に説明し、患者さん自身が納得して将来の選択を行えるよう支援しています。
特に近年は、遺伝学的検査が保険診療で受けられるようになったり、疾患と遺伝子の関係が次々と明らかになるなど、遺伝医療は身近なものになりつつあります。ともに遺伝カウンセリング外来に携わる耳鼻咽喉科 川﨑泰士医師(臨床遺伝専門医)、外科 菊池雅之医師との協力の下、皆さまが安心して遺伝医療に向き合えるようサポートしていきます。

検査の精度を保証する国際基準ISO 15189

また当院検査部では2018年より国際的な検査室認定規格である ISO 15189を取得しています。これは臨床検査の精度と信頼性を保証する国際規格で、この認定を受けることで、検査部の質が国際水準にあることが証明されます。この認定を受けている病院検査部は決して多くなく、県内では当院が4番目となります。
私は臨床検査専門医として、当院検査室の運用に携わる立場です。認定維持には大きな努力が必要ですが、組織全体で共通の目標を掲げ、精度管理や不適合への対応、リスクアセスメント、継続的な改善を行うことで、検査部の運用が質の高いものへと磨かれ、検査結果の信頼性が高まることで、患者さんにより正確な医療を提供できるようになります。さらにこの取り組みは検査部にとどまらず、病院全体の評価向上や、地域・社会からの信頼獲得にもつながります。
外来や入院中の皆さまが安心して医療を受けられるよう、私たち検査部は今後もその役割をしっかりと果たしてまいります。

歯科口腔外科からのおしらせ

当院では2025年4月より歯科口腔外科を新設、これにより入院中の患者さんの口腔内のトラブルに迅速に対応できるようになりました。特に周術期における口腔管理を行うことで、手術後の合併症の予防を図り、患者さんの早期の回復につなげてまいります。
※治療の対象は入院中の患者さんのみです。外来は行っておりません。

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