診療内容

診療方針・理念

患者さんお一人おひとりに適した、優しい治療を。

当科ではご年配の患者さんも多いので、できるだけわかりやすい説明を心がけて、患者さんお一人おひとりの病状や環境に適した安全で良質な優しい医療の提供を目指しています。

対象疾患

  • 排尿障害
  • 尿路結石症
  • 尿路性器感染症
  • 尿路性器外傷
  • 尿路性器腫瘍
その他、泌尿器科疾患全般に対応しています。

診療内容

入院期間の短縮を目指した医療体制を整えています。

常勤医は3人、外来は2診体制で行っています。
手術日は月、火、水曜で、クリニカルパスを導入して積極的に入院期間の短縮を図っています。
 

前立腺針生検

前立腺がんの疑いのある患者さんに対し確定診断のために行う検査です。1泊2日の入院で行っています。
 

体外式衝撃波結石破砕術(ESWL)

腎・尿管結石に対して体外から衝撃波を当てて結石を砕く手術です。体に傷をつけることなく治療を行えます。当院では日帰りで行っています。

 

経尿道的尿路結石砕石術(TUL)

腎・尿管結石に対して尿道から内視鏡を挿入し、結石を画面で確認しながら破石を行う手術です。当院ではレーザーシステムを導入し、個々の結石に合わせてレーザーで細かく破石することが出来ます。麻酔下の手術になるため4~5日程度の入院が必要となります。

 

経尿道的前立腺切除術(TUR-P)

前立腺肥大症に対しての内視鏡手術で、電気メスで前立腺を削り取る手術です。50年以上前から行われている標準的な術式で、当院では合併症が少なく体に優しいTUR₋is方式で行っています。


接触式レーザー前立腺蒸散術(CVP)

前立腺肥大症に対しての内視鏡手術で、光ファイバーを前立腺に接触させてレーザー照射すると組織が蒸散されて消失していきます。止血と蒸散を同時に行うため出血がほとんどなく、従来のTUR-Pに比べ手術時間や入院期間も短縮されて、患者さんへの負担も少ない手術となります。当院では2024年2月から導入して行っています。

 

腹腔鏡手術

体に小さな穴を開けてカメラと細い器具を用いて行う低侵襲の手術方法です。従来の開腹手術に比べて創が小さく出血も少ないため、術後の回復が早く患者さんへの負担も少ないのが特徴です。当院では腎がん、腎盂尿管がん、副腎腫瘍に対して行っています。

診療実績

令和5年度 手術件数

手術件数は466件:腎摘出術 5件(うち腹腔鏡 2件)、腎尿管全摘術+膀胱部分切除術 12件(うち腹腔鏡 10件)、副腎摘出術 2件(うち腹腔鏡 2件)、膀胱全摘術 13件(うち回腸導管 13件)、腎部分切除術1件、前立腺針生検 104件、TUR-BT 109件、TUC・膀胱生検 5件、TUR-P 29件、CVP 11件、ESWL 14件、PNL 1件、TUL 52件、膀胱TUL 28件、精巣摘出術 9件、高位除睾術 2件、陰嚢水腫根治術 11件、包茎手術 13件、尿道・陰茎腫瘍切除術 8件、尿管・尿道拡張術 8件、腎瘻・膀胱瘻造設術 15件、他

令和4年度 手術件数

手術件数は526件:腎摘出術 6件(うち腹腔鏡 4件)、腎尿管全摘術+膀胱部分切除術 6件(うち腹腔鏡 6件)、副腎摘出術 1件、膀胱全摘術 3件(うち回腸導管 2件、尿管皮膚瘻 1件)、尿膜管摘除術 1件、膀胱修復術・膀胱部分切除術 3件、膀胱結石摘出術(開腹) 3件、前立腺針生検 146件、TUR-BT 112件、TUC・膀胱生検 6件、TUR-P 50件、ESWL 33件、PNL 3件、TUL 54件、膀胱TUL 16件、精巣摘出術 19件、高位除睾術 4件、陰嚢水腫根治術 9件、包茎手術 8件、尿道カルンクル切除術 2件、尿管・尿道拡張術 5件、腎瘻・膀胱瘻造設術 14件、他

令和3年度 手術件数

手術件数は542件:腎摘出術 13件(うち腹腔鏡 8件)、腎尿管全摘術+膀胱部分切除術 4件(うち腹腔鏡 4件)、副腎摘出術 2件(うち腹腔鏡2件)、膀胱全摘術 9件(うち回腸導管 9件)、腎部分切除術 1件、尿膜管摘除術 3件、膀胱修復術・膀胱部分切除術 2件、前立腺針生検 127件、TUR-BT 101件、TUC・膀胱生検 2件、TUR-P 54件、ESWL 85件、PNL 1件、TUL 45件、膀胱結TUL 22件、精巣摘出術 12件、高位除睾術 3件、陰嚢水腫根治術 4件、包茎手術 9件、尿道カルンクル切除術 2件、尿管・尿道拡張術 11件、腎瘻・膀胱瘻造設術 18件、他