栄養課ブログNourishment blog

6月に入り蒸し暑い季節となってきました。もうすぐ夏本番が始まります。「夏」は四季で表されていますがもっと細かく表現されているのをご存じでしょうか。１年を24等分したものを二十四節気と呼び、「立春」や「夏至」などにあたります。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けたものを七十二候といい、古代中国で考案された季節を表す方式の一つです。七十二候の名称は気象の変化や鳥や虫、魚、草花などの様子が短文で表現されています。江戸時代の天気予報は、自然現象や動物の行動を観察する「観天望気」を用いていたため、このように七十二候で表現し季節の目安としていました。

6/5～6/20頃は二十四節気では芒種（ぼうしゅ）といいます。
芒種は夏至の1つ前の節気で、稲や麦などの種をまく頃という意味があります。
芒（のぎ）は稲や麦など穀物の先にある尖った針のような部分のことで、かつて農家の人々はこの時期を目安に田植えを始めました。
この芒種を3つの期間に分けた七十二候は、以下の3つになります。

●蟷螂生（かまきりしょうず）
6/５～6/10頃   かまきりが卵からかえる時期　

●腐草為螢（くされたるくさほたるとなる）
6/11～6/15頃   草の中からほたるが飛び始める時期
　
●梅子黄（うめのみきばむ）
6/16～6/20頃   梅の実が黄色くなり熟す時期

旬の食べ物：梅、しそ、胡瓜、トマト、メロン、あゆ、かつおなど

ささみ梅しそ巻き
材料(2人分)
・ささみ　3本
・梅干中粒2個(刻んでおく)
　または練梅10ｇ
・マヨネーズ　大さじ1
・片栗粉　大さじ1
・大葉　6枚
・ごま油　小さじ2
作り方

1. ささみは筋を取って1本を半分の長さにする
2. ビニール袋にささみ、刻んだ梅干または練り梅、マヨネーズ、片栗粉を加えてよく揉む
3. 2を袋から取り出し、ささみ1切に対して1枚大葉を巻く
4. フライパンにごま油を入れてから3を並べ、中火で蓋をし火が通るまで蒸し焼きにする