しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

しずおか日赤メールマガジン第201号

2022年4月28日

風薫るさわやかな季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
5月5日はこどもの日。GW前後に全国各地で鯉のぼりが掲揚されています。色鮮やかな鯉のぼりが空を泳いでいる姿は爽やかな気分や元気な気持ちにさせてくれますね。今年のGWは雨予報が続きお天気が心配ですが、青空のなかで揺れる姿をみられると嬉しいですね。
当院にも保育園の園児が作ってくれた鯉のぼりを飾っています。うろこ1枚1枚には顔が描かれています。可愛らしい絵と園児の優しい思いに自然と笑顔になります。
それでは、メールマガジン第201号をお届けいたします。引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。

変形性膝関節症

いつまでも自分の足で歩きたい!変形性膝関節症を知ろう

先月号に引き続き、整形外科副部長 窪田秀次郎医師からお話をうかがいます。

潜在患者数は3000万人、特に「女性」は要注意

高齢化社会を背景に年々増加している変形性膝関節症。厚生労働省の報告では自覚症状を有する患者数は約1000万人、潜在的な患者数は約3000万人といわれています。
主な原因には加齢や肥満がありますが、他に大きな要因として指摘されるのが「女性であること」。その理由として ①骨・軟骨・筋肉の維持に必要なエストロゲンが閉経後急速に減少する ➁50歳以上の女性は同年代の男性に比べ3~4倍の速さで軟骨が摩耗する ③男性に比べ膝を支える筋肉量が少ない ④男性に比べ体脂肪率が高い、といったことが挙げられます。

治療方法は一人一人異なる まずは正確な診断を

診断には現段階での病態を正しく把握することが大切。ほとんどの患者さんは立ち上がり時や歩行時に強い痛みがあるので、寝た状態以外に立った状態でもレントゲンを撮り、骨と骨との隙間の状態、最も体重がかかる箇所などを評価します。さらに軟骨実質の状態確認や膝関節を支える靱帯のバランスを評価するためにMRIなどの精密検査を加え、正確に診断をしていきます。
治療はまず保存療法から。運動療法や服薬、注射、装具療法などを行い、肥満傾向の方には減量指導を実施。これらを徹底しても改善が得られない場合に初めて手術を検討します。代表的な方法は、痛みの原因である大腿骨と脛骨の表面を削って金属の被せ物をし、その間に軟骨の代わりになるポリエチレンを挟んで膝本来の滑らかな動きを再現する「人工膝関節置換術」と呼ばれるもので、膝全体を置換するものと部分的に置換するものがあります(下図参照)
全置換術
高度に軟骨や骨の摩擦が膝全体に及んでいる場合に行います。
部分置換術
膝の内側もしくは外側のみに病変を認める場合に行えます。

悪いのは膝に限らない、
全身をとらえるのが肝要

ただ実際のところ、膝が痛む方でも[膝だけ]が悪いケースは実は少数。膝が悪い方は脊椎や股関節にも負担がかかるためこうした箇所を傷めている方も多く、またその逆もあります。
当院の強みは脊椎センター、人工関節センターを中心に各分野の専門医を有し、総合的な診断と治療ができること。また手術を受けられる患者さんの中には高血圧や糖尿病など合併症に不安をお持ちの方もいますが、総合病院である当院であれば術前術後の管理を含め安心して手術に臨んでいただけます。いまや人生100年時代。高齢の方も手術を諦めないで下さい。

栄養課考案 簡単クッキング

電子レンジで作る 黒米入りさくら餅

桜の花はもちろんきれいですが、花が散ったあとの若葉も緑色がとても鮮やかで清々しいですね。
今回は、当院の栄養課が考案した簡単に作れるさくら餅をご紹介いたします。

【材料】4個分
黒米  小さじ1/2
もち米 0.5合
水   120ml
砂糖  小さじ1
塩   一つまみ
小豆あん 40g
桜の花や桜の葉 適宜
【作り方】 
① 黒米ともち米をあわせて洗い、耐熱容器に入れ、1時間以上水に漬ける
② ①に砂糖と塩を加え、かるくラップをかぶせて電子レンジ600wで4分加熱し軽く混ぜ、再度4分加熱し、そのまま10分蒸らす
③ ②と小豆あんをそれぞれ4つに分ける
④ もち米をラップに広げ、小豆あんを包む
⑤ 桜の花や葉でかざって出来上がり
 
食紅を使わず、黒米でほんのり色づきます

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