しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

第154号 平成30年06月01日発行

2018年6月1日

吹く風も次第に夏めいて参りましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今メジャーリーグでは大谷翔平選手が投打の二刀流として活躍し、世間を賑わせています。怪我無くシーズンを戦い抜いてほしいですね。体を動かすのが気持ちいい季節となりましたが、皆さんも体調管理には気をつけましょう。
さて、野球の話から入りましたが今月16日はベースボール記念日です。 1846年のこの日、現在の野球の基本となるルールでの試合が行われ、近代野球が誕生しました。このルールは銀行家アレキサンダー・カートライト2世によって編集されたものだそうです。
それでは、メールマガジン第154号をお届けいたします。
引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。

血管の病気 下肢閉塞性動脈硬化症(1)

歩いているとふくらはぎや太ももが痛む、しばらく休むと痛みが治まり歩けるようになる。こんな症状がある方は血管の病気かもしれません。

下肢閉塞性動脈硬化症とはどんな病気?

歩行など運動すると下肢に痛みや不快感が現れ、休憩すると軽減し歩けるようになることを間欠性跛行といいます。
間欠性跛行の原因は、酸素やエネルギーを運ぶ下肢の動脈が細くなったり詰まったりすることで血液が十分に流れなくなるためだと考えられています。このような状態を「下肢末梢動脈閉塞症」といいます。
慢性の下肢末梢動脈閉塞症が進行すると足が冷えたり、運動時だけではなく安静時でも足が痛んだり、足の色が紫色になったり、脚の傷が治りにくかったり、足の指やかかとに潰瘍ができたり、壊死や切断に至ることもあります。下肢末梢動脈閉塞症の中で、とくに患者が増加しているのが動脈硬化が原因で血管が詰まる「下肢閉塞性動脈硬化症」です。

自分で調べられる?

道具を使わずに自分で調べるには、足の甲(足背動脈)、内くるぶしの後ろ(後脛骨動脈)、ひざの裏(膝窩動脈)、足の付け根(大腿動脈)に指を当てて脈を感じるかどうかを確かめることです。
脈を感じない場合は動脈硬化が進んで血流が悪くなっている可能性があります。ただし脈拍を取るのに慣れていないと難しいので、手首で脈の取り方を練習するとよいかもしれません。

知っておいていただきたいこと

重要なことは、間欠性跛行は脚の症状ですが、動脈硬化は全身で起こっているということです。
つまり間欠性跛行がある場合には、脳梗塞、狭心症や心筋梗塞などにつながる他の部位の動脈硬化が隠れている可能性が高く、全身の血管の評価が必要です。間欠性跛行がある場合にはかかりつけの主治医に相談して血管を専門的に診てもらいましょう。

参考:末梢閉塞性動脈疾患の治療ガイドライン(2015年改訂版)
   下肢アステローム硬化性閉塞性動脈疾患に対する診療ガイドライン

認知症とは

脳は私たちのあらゆる活動をコントロールしている司令塔です。指令がうまく働かなければ、精神活動も身体活動もスムーズに運ばなくなります。認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために様々な障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態(およそ6ヶ月以上継続)をいいます。
二宮利治 日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究 厚生労働科学研究費補助金
行政政策研究分野 補助金厚生労働科学特別研究より エバグリーン研究室作成

認知症の決定的な予防法は未だ見つかっておりませんが、生活習慣病の予防が認知症の予防につながると言われています。
認知症の中の血管性認知症は、動脈硬化などによる脳梗塞など血管の病気が原因なので、動脈硬化を防ぐことが認知症の予防にもなります。動脈硬化は生活習慣と関わりが深く、糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満、運動不足などが危険因子となります。バランスのとれた食事や適度な運動を心がけましょう。

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