歓迎 キャリアナース

キャリアナース教育体制について

キャリアナースが新しい環境で人と場所に慣れ、自分らしく成長できるように支援するために教育体制を整えることは、重要なことです。キャリアナースが培ってきた経験を基に、一人一人に適した指導を実践し、スムーズに職場に適応し、キャリアを積んでいけるように支援しています。
当院は、新人研修同様、キャリアナース教育にも力を注いでいます。今まで培ってきた経験を大切に、そして新しい職場での不安をいち早く取りのぞけるよう体制を整えています。

キャリアナース教育体制の基本

当院は、「プリセプター・チューターシップ混合型」を基本に、キャリアナースの経験を共有し、共に育つ
環境づくりを目指しています。
体制の構成は図のように看護部の継続教育の中に位置し、「導入時のキャリアオリエンテーションプラン」「チューター制」「面接」「OJT研修」「技術チェックリスト」「表現の場の設定」の6つの要素から構成しています。

1. キャリアナースの指導はチューター制

経験のあるキャリアナースの指導体制はチューター制をとり、チューター(卒後3~10年の受け持ち看護師)を中心に支援する体制です。チューターは、良き相談相手となれるよう臨床実践能力と知識を持ち、チーム医療において、良い人間関係を築けるナースを選出しています。

2. 看護技術のフォローアップ

各病棟の診療科に関わる疾患の理解や看護ができるように、担当医師や教育担当看護師による講義や演習も実施。 技術チェック時の追加説明や確認もあります。

3. オリエンテーションプラン

実際入職してから受ける入職時キャリアナースオリエンテーションプランをご紹介します!
  • 入職後1~2週間は日勤勤務です。勤務の終了1時間前に、職場を離れ看護部で自己学習の時間を設定しています。 職場を離れることで、その日の振り返りや復習が冷静にできます。
  • オリエンテーション中は、必ず定時帰宅とし、生活のリズムを整えます。精神的にもゆとりを持つことが大切です。
  •  看護師として働き、経験を活かす場を持つことでキャリアアップへのモチベーションを保ちます
  •  ミニレクチャーやe-learning等で配置病棟の業務を習得し、チームメンバーとしての業務を円滑に実施できるよう見学します。実際にパソコンを操作して電子カルテにおける看護支援の入力も練習します。

先輩キャリアナースの声

自身のキャリアを活かしながら、成長できる環境です

私は前職で6年のキャリアがありましたが看護師として自信が持てずにいました。新しいことを経験し成長したい気持ちがありました。また病院見学をした際に日赤の看護師の方々がとても優しく、ここで働けたらと思い採用試験を受けました。新しい環境に行くのはとても不安でした。でも入職後いきなり1人で100%の仕事を求められるのではなく、相談しながら受け持つ患者さんを増やしてもらいました。私が困っていないか声をかけてくれたり、わからないと教えて頂ける環境でした。いつでも聞いていいんだという気持ちで仕事ができ、現在入職して2年に至ります。今後は自分が新しく病棟に来た看護師の相談にのれる存在になりたいと思っています。 
2-7病棟 臨床経験5年以上でのチャレンジ

パパナースとして活躍中です

静岡赤十字病院に就職したきっかけは子どもが産まれることでした。二交代勤務であり、通勤時間としては自宅から1時間弱を要し時間はかかりますが電車で無理なく通えること、また中途採用者ではなくキャリアナースと呼称して支援体制があることでした。電子カルテの作業になれるまで大変ではありましたが、職場スタッフの助けもあり日々実践しています。勤務の中では、病棟スタッフの予測される変化や退院支援など気点の利く対応へは日々学ぶべき点があり、自身もそこに追いつけるよう経験を積んでいきたいです。就職して2か月後無事に子どもが産まれてきた際には、病棟看護師長さんと相談し育児休暇をとり、その後すくすくと成長しています。
3-6病棟 臨床経験15年以上でのチャレンジ

上司や同僚と切磋琢磨しながらスキルアップができる環境です

就職した時は不安しかありませんでした。本当にキャリアとして役に立つのか、人間関係は築けるのか、不安しかありませんでした。そんな私を支えてくれたのは仲間の、相手の気持ちに寄り添う姿勢でした。スキルアップ教育にも前向きで上司や同僚も積極的に参加していく環境の中、お互いの知識を共有・共感し合える関係性に安心感があり、その場面に自然に入れる受け入れ態勢が整っていました。尋ねる・聴くは勇気がいることでしたがマインドフルに関われる環境があったため大変さや不安を消し去ることに繋げられました。コーチング的な関わりをすることによって人間関係を深められ、今では充実した毎日です。
3-5病棟 臨床経験15年以上でのチャレンジ

ケアについて、同じ目線で考えてくれる仲間がいます

元々在宅看護に関心があり、訪問看護ステーションが併設されている当院を志望しました。就職して間もない頃は、知らない土地でコロナ禍という環境、また赤十字という組織になじめるかと緊張の連続でした。そんな様子を察して、周りの方から声をかけてもらったことは、とても嬉しく今日まで楽しく頑張る原動力になっています。日赤に就職してよかったことは、患者さんのケアについて思いを伝えると快く業務調整に応じてくださることです。困っていることがあると、同じ目線で積極的に介入し解決策を提案してくださるので負担感が軽減し確実に前に進む実感がもてます。ユーモアあふれた温かいスタッフの中で日々働けることに感謝しています。
2-5病棟 臨床経験10年以上でのチャレンジ

周りのサポートにより知識・技術が確かなものになっています

私は1年半手術室看護として勤務した後、当院に再就職しました。以前の病院では経験してこなかった手術に直面し、解剖や術式の知識技術を身につけること、アセスメント力を養うこと、多重課題への対応が大変だったことを思い出します。慣れない環境でしたが、私をあたたかく迎え入れ、困った時・不安な時声がかけやすい関係をつくってくれました。助言をもとに自分の知識・技術を確かなものにして、根拠のあるアセスメントや看護実践に繋げていくことができるようになりました。困った時は同僚たちが相談にのってくれたり、丁寧にサポートしてくれるのでひとりで溜め込まずに乗り越えることができていると感じています。
手術室 臨床経験5年未満でのチャレンジ

Come-Back支援制度について

当院では、「赤十字看護師」として再び活動できる職場支援をしております。
カムバック支援制度は、静岡赤十字病院に再就労することを歓迎し、スムーズに現場での活動ができるよう支援する制度です。

静岡赤十字病院で働いていたけれど、出産を機に退職した・・・
夫の転勤を機に退職した・・・
違う施設で働いてみたくなった・・・
新しいことに挑戦したい・・・


など様々な理由で退職された「赤十字看護師」の方がいます。そうした方で、状況が変わり、もう一度「赤十字看護師」に戻ってみようかなと考えている方、慣れ親しんだ職場で赤十字の仲間と一緒に働いてみませんか?

Come-Backキャリアナースの声

10年のブランクがあっても復職できます。

私が一度仕事を辞めた理由は、育児と療養に専念したいと思ったからです。
忙しい中にもやり甲斐が大きく、楽しいと思える環境でしたので、いつかまた復職できたらという気持ちがありました。子育てが落ち着き、10年のブランクはありましたが、一人でも多くの方を助けたいという思いもあり、復職を決意しました。
復職後大変だったことは電子カルテでした。当時は紙カルテだったこともあり、電子カルテに慣れることを含めて必死で勉強しました。そして今も勉強中です。くじけそうになることも多々ありますが、前向きに一日一日取り組んでいます。今後は、自己のスキルアップとメンバーシップを発揮しチームに貢献できる看護師を目指してがんばりたいと思います。

再就職することで以前とは違う視点で見れるようになりました。

私は、二人目の妊娠・出産を機会に退職しました。子育てが落ち着くにつれ、地域の中核を担う救急医療機関で再度看護師としてチャレンジしたいと思うようになりました。
当院ではキャリアオリエンテーションプランがあり、キャリアナースに対してフォローアップ体制が整っていることが魅力だと感じています。
現在、再就職し4年が経ちました。以前とは、違った見方や関わり方で、様々な社会背景を抱えた患者様とじっくりと関わり看護が出来る事にやりがいを感じています。これからも、その人らしさを大切にし、患者様に寄り添った看護が提供できるよう頑張って行きたいと思います。

院内研修やe-ラーニングがあること、認定看護師との連携が図れることが魅力です。

私は2人の育児をしながら、当院の病棟で時短勤務をしていましたが、子供との時間を見つめ直したいと4年前退職をしました。パートとして地域の訪問看護ステーションに勤務し、訪問看護師として知識と対応力が求められると日々痛感しました。
当ステーションは、静岡赤十字病院に属し、院内研修や、e-ラーニングが受けられる事、認定看護師の助言や連携が図れる事も大きな魅力であり、再就職を決めました。現在一年半が経ちましたが、経験豊かなスタッフといつでも情報共有や話し合いが出来る環境であり、「一人ではない」と感じることが出来る職場だと思います。今後も専門的知識を深め、その人らしい暮らしを支えられる看護師になりたいです。