部門紹介

1-5病棟(救命救急センター病棟)

救命救急センターは病棟と救急外来の一元化が行われており、看護師は両方の部署を担当しています。患者さんの初療から集中治療、回復、そして社会復帰を目指しています。病状が安定した場合には、一般病棟へ転棟されますが、看護に関する問題を次の病棟にも引き継ぎます。在室期間が短くても、患者さんの生活背景を捉え、入院前に大切にしていたことを考えながら関わるように努力しています。
救急外来では、二次医療を受ける患者さんや報道番組やテレビドラマで見ることのある心肺停止などの三次医療を受ける患者さんも搬送されます。救命のために迅速な対応が求められる緊張の張り詰めた現場で、チームワーク良く働くことが求められます。コミュニケーションは非常に大切であり、OJTにおいては新人からベテランまで、「思考発話」や「発問」を意識して、相手の考えを聞きつつ、自身の考えを同僚に伝える取り組みをしています。
そして生命の危機的状況での入院は患者さんのみならず、ご家族も不安や戸惑いを抱えていることがありますので、患者さんやご家族と十分なコミュニケーションをとりながら、受け持ち看護師と看護チームが情報を共有し、看護に取り組んでいます。

1-6病棟

1-6病棟は、産婦人科・新生児科・整形外科を中心とした女性病棟になっています。約30名の助産師と・新生児や整形外科の経験豊富な看護師が在籍しています。
その中でも出産に対しては、その人らしさを大切にした思い出深い出産となるように、妊娠中から妊婦さんお一人お一人のバースプランを大切に共有しています。また、経腟分娩だけでなく、帝王切開児にも助産師がお母さんやそのご家族と積極的に関わっています。安全に赤ちゃんの誕生を迎えられる様に、手術室看護師から医師への手術道具の渡し方を学んだり、生まれたばかりの赤ちゃんに対する蘇生技術を講習会に参加して学ぶなど、日々研鑽しています。
更に当院の訪問看護ステーションとも協力し、毎週病棟勤務助産師が、産後のお母さん方や赤ちゃんのご自宅に訪問に伺っています。特に早産や小さく生まれた赤ちゃんは、きめ細やかなケアを必要としています。そんな赤ちゃんを支えるお母さんやそのご家族も一緒にサポートしています。
そして、病棟スタッフ自身も子育てや介護等、自分のライフスタイルを大切にしながら働き続けられるように、様々な働き方を選択しています。部署のチーム力で助け合う気持ちを大切にしながら、これからも患者さんのその人らしさを大切にした看護を提供していきたいと考えています。

2-5病棟

こんにちは、2-5病棟です。消化器内科・外科、乳腺外科の病棟です。手術を受けられる方、緩和ケアを受けられる方、内科的治療を受けられる方など、急性期から終末期と様々な疾患、病期の患者さんが入院されます。
私たちの目指す看護は、「様々なニーズや背景をもつ患者さんやご家族に寄り添い、患者さんがその人らしく生活できるよう、外来・地域・多職種とも連携し、一人一人に合わせた看護を提供する」ことです。病棟で共に働くスタッフが一丸となり、患者さんがより良い環境で療養できるように、毎日のカンファレンスで情報共有を行ったり、患者さんを取り巻く様々な職種のスタッフともコミュニケーションを密にし、個別性のある看護を提供することを心掛けています。
今年度、力を入れて取り組んでいることは、「連携」「継続看護」です。入院前~入院中~退院後と外来の看護師と連携し、患者さんに継続した看護を提供していきたいと考えています。病棟内は元気で優しさあふれるスタッフばかりです。笑顔を絶やさず、患者さん一人一人に寄り添い続けていきたいと思います。

2-6病棟

2-6病棟は、泌尿器科・呼吸器外科・婦人科・血管外科・心臓外科を主科としている病棟です。周術期の患者さんが多いため、回転が速いことが特徴です。一方、抗がん剤治療で入退院を繰り返す患者さんや、緩和ケアを目的として入院する患者さんもいます。診療科や疾病、治療内容など背景が全く違う患者さんとの関わりは大変なこともありますが、沢山のことを経験し、学ぶことができます。
今年度、特に力を入れているのが、急変時にも落ち着いて対応できることを目指した急変時対応の充実と、2-6病棟では初めての試みである手術見学です。術中の様子を知ることで、術後の看護の根拠が明確になり、看護の質の向上が期待できると考えています。
私たちの部署は、担当診療科が多いことから、多数の医師とコミュニケーションを取ることが求められるため、医師の個性に合わせた対応を心がけています。また、患者さんおよびご家族の希望や目標を他職種と共有し、その思いを大切にした看護の提供を目指しています。スタッフ間でも、互いの個性を尊重しつつ、看護観を認め合い、助け合う気持ちを大切にしています。看護実践以外の活動としては、昨年度、院内の5S活動で見事1位を獲得しました。物品も業務も整理された病棟で気持ちよく看護できる、それが2-6病棟です。病院見学の折には、ぜひ2-6病棟にお立ち寄りください。皆さんの来棟をいつでもお待ちしています。

2-7病棟

こんにちは!2-7病棟は 糖尿病内分泌代謝科、総合内科、呼吸器内科、血液内科、リウマチ内科、消化器内科の内科混合病棟です。そのため様々な疾患や病期の患者さんが入院しています。スタッフ間のコミュニケーションを大切にし、患者さんがより良い療養生活を送れるようチームワークを高めています。疾患を抱えたまま退院される方が多く、地域で療養生活を送る方や、外来通院から検査や治療目的で入院される方も多い病棟です。特に糖尿病内分泌代謝科では病棟と外来が連携し、看護師が外来に出向き患者さんのご様子を伺うなど看護を継続することで入院前から患者さんと関わり退院後も不安なく過ごせるよう関わらせて頂くことに力を入れています。患者さん一人一人に寄り添えるよう他職種との連携も必要となる部署であります。医師、研修医、病棟薬剤師や専門看護師などと密にコミュニケーションを図っていきながら入院前から退院後までよりよい看護ができるようスタッフの一人一人の力を結集してがんばっています。

3-3病棟

3-3病棟は耳鼻咽喉科・形成外科・眼科・小児科の混合病棟です。手術のために入院し、短期間で退院する患者さんや、退院後も通院が必要な患者さんが多く、2020年度より3-3病棟と耳鼻咽喉科・眼科・小児科外来との一元化が本格的に始動しました。
在院日数が短縮されている中で患者さんが入院中や退院後も安心して療養生活を送るためには外来受診時から情報収集・アセスメントを行い、病棟と情報共有し早期から介入することが重要だと考えます。今年度は一元化体制を推進し、病棟と外来の連携を強化するために連絡を取り合って支援できる体制を整えること、外来に勤務する看護師の育成することに取り組んでいます。
病棟・外来の看護師が協働することで継続看護が充実し、外来から入院・退院後に外来へ通院する患者さんの情報が共有され、患者さんが入院中だけでなく退院後も安心して療養生活を送ることができる、療養場所が変化しても患者さん自身が望む治療を受けることができることを目標に日々の看護を行っています。

3-4病棟

3-4病棟は脳神経外科・脳神経内科が主科の病棟です。脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷、神経難病などにより、運動麻痺や言語障害、嚥下障害など機能障害を抱える患者さんが多く入院されています。脳神経疾患は突然の発症である事や生命に関わり全身に影響を及ぼすものが多く、専門的な知識に基づいた観察や変化に気づける力が求められています。また、患者・家族が障害を受け止め、これから先も病気とつきあいながら生活できるように、心身両面への支援を大切にしています。
今年度病棟では、摂食嚥下障害看護に力を入れています。病棟の一員となった摂食嚥下障害認定看護師を中心にプロジェクトを発足し、活動しています。摂食嚥下に関わる解剖生理からアセスメント、誤嚥・窒息の予防、食事形態の選択、POTT(ポジショニングで食べる喜びを伝える)プログラムなどさまざまな勉強会を開催し、病棟全体で学びを深めている所です。食べることは人にとって生きる喜びのひとつです。食べられる可能性を広げる援助をし、食べることができた喜びを共有できた時、看護の楽しさややりがいを感じることができます。回復に向かっていく患者さんと喜ぶ家族の姿に元気をもらえます。これからも患者さんや家族と誠実に向き合い、病棟一丸となって看護をしていきます。

3-5病棟

「こんにちは 3-5病棟です」
3-5病棟は、脳神経内科、総合内科、リウマチ内科が主な診療科です。そこで、急性期の内科疾患の治療、日常生活援助、疾患管理指導、入退院支援があります。そして、65歳以上の入院患者数が60%、病棟占床率は100%超と院内でも高齢者の多い病棟です。私たちは、患者さん、ご家族にとって何が最善なのかを考えながら、日々の看護ができる様に努めています。
患者さんやご家族にとって、安心して入院生活を送ることができ、患者さん、ご家族と良く話しあい安心・安全に自宅・地域へ退院できることを目標に挙げ、医師、看護師、薬剤師、MSW、RHスタッフ、栄養士などチームで支えています。コロナ禍の中も患者さんに向きあい、そしてお互いの看護を認めて乗り越えていきました。私たちは、スタッフ同士でコミニュケーションをとりあい、お互いの強みや弱みを認め合い、支援し合える事を大切にしています。老若男女、バラエティー豊かなスタッフが明るく笑顔あふれる病棟を作っています。

3-6病棟

3-6病棟は呼吸器・循環器内科病棟で、急性期から慢性期、そして終末期までの患者さんを対象に看護の提供を行っており、今年度は大きく2つの目標に取り組んでいます。
1つ目は、アセスメントとエビデンスに基づいた専門性の高い看護を維持していくことです。主に呼吸器・循環器の知識や能力の向上に向けて、医師と連携を図りながら勉強会を行い、実践に活かせるようにしています。
2つ目は、患者さんとその家族のニーズを捉え、入院前から退院後まで創意工夫した看護の提供を行っていくことです。そのために、外来との連携を図りながら、他職種連携や日々のカンファレンスを活用し情報共有を行っています。また地域との連携を深め、退院後の生活を見据えた、切れ目のない看護が提供できるようチーム一丸となって頑張っています。
こうした活動の中で、スタッフや患者さん、その家族を含むすべての人とのコミュニケーションを大切にしています。特に、スタッフ間では、互いに認め合い各々の強みを活かしながら、互いに成長し続ける環境作りを心がけています。

3-7病棟

3-7病棟は、整形外科の病棟です。毎日平均4〜5人の患者さんが入退院し、予定・緊急手術が行われています。忙しい病棟ですが、明るく元気で前向きなスタッフが多く、お互いに声をかけ合いながらチームワーク良く働いています。誰もが安心して意見を言い合える心理的安全性のある職場作りを目指し、お互いを尊重し、共に育つことを意識しながら互いの知識・経験を共有できることを大切にしています。
当院の整形外科は脊椎センター、四肢関節再建センターを有し、脊椎、股・膝関節、骨折、交通外傷、スポーツ外傷など、様々な整形外科手術を年間1000件以上行っています。病気や外傷の患者さんに対し、機能障害・痛みによる心身の苦痛などに専門的な知識と技術を習得・駆使して安全で質の高い看護の実践に努めています。そして、生活者である患者さんの「その人らしさ」を大切にしたケアができるよう多職種・他部署と協働し、最良のチームワークで患者さんが自立・社会復帰できるよう外来・地域に繋げるよう連携しています。今年度は病棟と整形外来の一元化に取り組み、患者さんの継続看護がより充実することを目指します。

3-8病棟

こんにちは、3-8病棟です。
私達の病棟は感染専門病棟で、2020年度よりCOVID-19感染症の患者を受け入れています。5/8からCOVID-19は5類となり、感染対策もだいぶ簡素化されてきています。しかし、入院された患者さんは、隔離された生活を余儀なくされております。そのような中、私達は「隔離された環境で入院生活を強いられる患者さんに対し、心身共に寄り添った看護を提供する」「患者さんの最も身近な存在として、その人らしさを大切にした看護を提供する」ことをめざし、日々奮闘しております。当病棟は、色々な部署からの派遣、応援NSが力を合わせ働いております。この先は見通せませんが、チームワークを発揮し乗り切っていきたいと思います。お互いを思いやり、感謝することを大切にし頑張っています。

3-9病棟

3-9病棟は、血液内科病棟です。抗癌剤治療で入退院を繰り返したり、血液の移植をするなど患者さんとの関わりは長期にわたります。20代から50代の治療しながら社会生活送っている患者さんも多く、退院後の生活が困らないよう生活指導にも力を入れています。移植の患者さんには、病棟看護師も外来に出向き年単位でのフォローアップも行っています。若い方から高齢の方まで幅広く治療を受けていますが、治療を繰り返すため不安やストレスも多く、患者さんやご家族の訴えにできるだけ耳を傾け、安心して治療が受けられるようケアしています。
今年度からは外来で抗癌剤治療を行う化学療法室との連携も始めました。患者さんが、入院も外来治療も安心して受けられるよう協働しています。また、スタッフが働き続けられるよう、業務改善を常に意識し働きやすい環境作りにも取り組んでいます。スタッフは、新人からベテランまで互いに看護について語りあい、ともに成長し看護のやりがいを感じながら働いています。

手術室

私たち手術室は、患者さんの安全・安心を第一に考え、最善な手術が提供できるように日々看護しています。手術は患者さん、ご家族にとって一生に一度あるかないかの経験であり、不安や緊張の中で手術に臨まれます。私たちは手術に挑む患者さんの表情、言動に注意を払い、小さな変化にも心を向けられる看護師であり続けたいと思っています。
地域に根差した急性期病院として、医療の進歩、高齢化、世界情勢に対応しながら、年間5,400件を超える手術を行っています。手術室は病院の縮図であり、多くのヒト、モノ、情報が行き交います。看護師は多様な手術に対応すべく知識・技術を磨くと共に、多職種と協働し良好なコミュニケーションのある職場風土になるよう心掛けています。
今年度は、スタッフそれぞれが他者に関心を向け、お互いが成長することによって、よりよい総合力が発揮できることを目指しています。声を掛け合い、相手の声に耳を傾け、相手の強みに目を向けた組織になることが、人が育ち、やりがいのある職場になると考えています。

外来

超高齢化社会を迎え、外来には医療依存度が高く、セルフケアや意思決定にサポートを必要とする患者さん・ご家族が数多くいらっしゃいます。
当院の外来看護体制はブロック体制と病棟・外来一元化体制の部署があります。ブロック体制では、一人の看護師が複数の科を担当しており、よりよい看護が提供できるよう、日々ブロック内スタッフで患者さんの情報交換をしています。一元化の部門は外来から入院、そしてまた外来とその時々で患者さんに関わることができ、継続看護がしやすい体制になっています。また、当院には糖尿病、スキンケア、脳卒中予防、もの忘れ相談などの看護ケア外来があり、専門性の高い看護を提供しています。外来看護師は、院内の連携だけではなく、地域包括支援センターやケアマネージャーなど地域のスタッフとの連携も強化し、外来・病棟・地域をつなぎ、患者さんが住み慣れた地域で、その人らしく暮らせるようにお手伝いをしています。一人ひとりに合わせたわかりやすい説明や丁寧な接遇をこころがけ、安全で安心「来てよかった」と思っていただける外来をめざしています。

その他の看護職が活躍している部署

医療安全推進室

「医療の質の保証」「安全な医療の提供」を担う部門であり、それを目標に活動しています。メンバーは副院長兼医療安全推進室の室長、医療安全管理者・看護師長、紛争担当者、主事の4名で主に活動をしています。そして週1回、本社の医療事故検討部会に参加している医師、医薬品安全管理者、医療機器安全管理責任者、放射線科技師長と一緒にカンファレンスをおこない、問題の共有や対策を検討しています。
部門や職種に関わらず様々な相談があります。そうした状況のなか、患者さんの最も身近にいる看護部門の方々は、困りごとの当事者になることが多いです。医療安全推進室では、患者さんやご家族が不利益を受けないように様々な対応をしていますが、職員の心身の健康や安全確保にも十分に配慮し、行動していきたいと考えています。
立場に関係なく、自分の意見や疑問を言葉にできる職場は、安全性が高いと言われています。現場対応だけではなく、発言しやすい環境作りやコミュニケーションの取り方など、教育的な取り組みにも力を入れています。職員の皆さまと一緒に組織の安全文化を作りあげていきたいです。是非、ご協力ください。

健診センター

静岡赤十字病院健診センターは病院併設型の健診センターです。事業内容は、人間ドック・健診・予防接種のほか、脳ドックや肺ドックなどのオプション検査があります。人間ドックでは、健診当日、医師による結果説明や保健師による保健指導を行い、健康の保持に努めています。
看護師の業務は、問診、採血、予防接種、内視鏡検査介助、子宮がん検診介助、保健指導、検査結果入力・確認等を行っています。健診受診者は、1日平均50人で、待ち時間の短縮に最大限の努力をしています。また、安全に安心して検査を受けていただくことを目標に、健診施設としての専門性を高めるために活動しています。特に今年度は、健診結果で要精密検査と判定された方へ、医療機関への受診を勧奨し、必要な医療を受けられる体制を整えています。さらに健診後の当院への医療受診は、病院併設型健診施設であることを活用し、他科や過去のデータも電子カルテシステムにて共有できるため、早期の受診勧奨を行っています。
数ある健診施設の中から「日赤で健診を受けて良かった」と次回も選んでいただけるよう、スタッフ一同、日々努力しています。予防医学に興味のある方、保健指導・健診施設勤務経験者の方、私たちと一緒に働きませんか、お待ちしています。

入退院・療養支援課

入退院・療養支援課は医療社会事業部の中に位置し、退院支援係として、患者さんが退院後も住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように退院支援を行っています。
入退院・療養支援課は、入退院療養支援専従の医療社会福祉士と看護師が協働して、全ての入院患者さんが退院後も健康に生活できることを目指して退院支援を行っています。入院される患者さんの多くの方は、「早く家に帰りたい」とおっしゃいます。私達は、患者さんや、御家族がどのように暮らしていきたいのかという思いを第1に、患者さんの生活に目を向けた支援を心がけています。そのための社会的資源を活用し、患者さんや御家族の「早く家に帰りたい」を実現するために地域と連携し調整を行っています。患者さんが、住み慣れた地域で、安心して自分らしい暮らしを続けられることを願って日々活動しています。

訪問看護ステーション

人生会議について考えたことはありますか?自らが望む人生の最終段階の医療やケアについて前もって考え、医療・ケアチーム等と共有する取り組みのことです。
自部署では、ターミナルケアにも力を入れており、住み慣れた家や家族との大切な時間を穏やかに過ごすお手伝いをしています。人生会議はどんなに早く取り組んでも早すぎることはないと感じます。療養者や家族の気持ちは、その時々で揺れ動きながら、望みに叶った形を決めていくのだと思います。「その人らしさ」を大切に過ごす在宅の時間はとても尊く、関わらせていただけることに感謝の気持ちが湧いてきます。在宅療養中は状態に合わせた看護、希望を支えるリハビリも行っており、療養者から良い時間が過ごせていると、お言葉をいただくことがあります。また症状緩和のケアに対して呼吸療法やリンパ浮腫に関する専門性のあるスタッフが中心となり、チームワークで在宅療養を支えています。地域の医療ニーズに応える役割を担っており、病院内との連携はもちろん、市内の診療所や施設と連携を強化しています。