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股関節・人工関節センター

治療内容

①対象疾患

 股関節・人工関節センターで診る主な疾患は、

股関節関連変形性股関節症、股関節臼蓋形成不全、特発性大腿骨頭壊死症、リウマチ性股関節症などの成人        股関節疾患、人工股関節置換術後のゆるみなどの諸問題、股関節唇損傷、小児の股関節脱臼、ペ        ルテス病や大腿骨頭すべり症などの小児股関節疾患、大腿骨頚部骨折や大腿骨転子部骨折などの        外傷など

膝関節関連
変形性膝関節症など              

 があります。

②保存治療

 股関節・人工関節センターでは、“患者様の体の中で何が起こっているか“を把握し治療を進めます。「病は気から」と言われていますが、実際に精神的な面も治療効果に影響することが知られています。患者様の精神状態を簡易的に点数化して確認し必要であれば、精神面にも介入します。今は色々な薬がありますので、患者様にあった薬を組み合わせることが重要です。また診察所見で体のどこに負担がかかっているのか、体のどこが弱くなっているのか、あるいは固くなっているのかを判断し適切に治療をすすめることが大切です。患者様の個々の状態を把握し、病態にあった治療法を進めることが大切です。
 しかしながら、保存治療には限界があります。変形が進行してしまい保存治療のみでは改善が難しいと判断した場合、あるいは変形が進行する可能性が高く手術を早めにした方が良い場合には、手術による治療をお勧めします。

③手術加療

 股関節の手術療法には大きく分けて三種類(人工股関節置換術、骨切り手術、股関節鏡手術)あります。当股関節・人工関節センターの特徴を交えて大まかに説明します。
 手術を受けられた以降も定期検診を行い、術後も責任をもって一人一人の患者様を診ます。

▶人工股関節置換術(THA)
 人工股関節置換術とは、骨盤側の受け皿(臼蓋:きゅうがい)にカップ、太ももの骨(大腿骨:だいたいこつ)にステムと呼ばれるインプラントを設置します。カップにはライナーと呼ばれる軟骨の役割をするインプラントを設置し、ステムの先端にはボールを接続します。ライナーのなかでボールが動くことで股関節の動きを再現します。
 人工股関節を設置する際に股関節に到達する方法にはいくつかの方法があります。当股関節・人工関節センターでは、ほとんどの患者様に対し主に最小侵襲手術MIS(Minimally Invasive Surgeryの略語)を行います。
 最小侵襲手術MISは約20年前に日本に入ってきた概念で、その手技も20年前に比し大きく進歩しました。しかし、20年前の手技も未だに最小侵襲手術MIS、最新の医療技術として宣伝されています。
 当センターのセンター長である西脇は、最小侵襲手術MISのなかでも低侵襲なMIS手術として認知されている手技を、日本で最初に導入し広げた医師です。詳しくは「最小侵襲手術MIS 人工股関節置換術」の項目をご参照ください。

▶骨切り術
 骨盤側の骨や大腿骨の骨を切る手術、骨盤から採った骨を臼蓋の足りない部分に移植する方法など色々な手術法があります。患者様の年齢や関節の状態によって、患者様と相談しながら治療法を決めます。

▶股関節鏡手術
 股関節鏡という小さなカメラを関節内に入れて、そのカメラの映像を見ながら関節内の治療を行います。1.5cm程度の小さな傷を2〜3カ所作成します。筋肉への負担も少なく手術後の回復が早いことが特徴です。主に股関節唇損傷などが関節鏡での治療の対象になります。