初期臨床研修

令和5年度 初期臨床研修医の募集について

当院では、平成16年の臨床研修制度の発足以来、臨床研修に力を入れ、毎年20-28人の研修医が充実した研修を行っています。以下に、当院の臨床研修プログラムの特色をご紹介します。

[1]スーパーローテート方式

医師にとっての最終目標は様々ですが、最初の2年間に基本的な診療能力(幅広く、偏りなく診療できる)を身につけることが、すべての出発点と考えます。この ため、当初よりスーパーローテート方式を堅持しています。17ヶ月間は必須科目とし、残りの7ヶ間に興味ある診療科や研修不足の診療科をローテートできます。

[2]総合内科・救急科研修を重視

当院では総合内科・救急科研修が充実していると自負しています。これは、プライ マリケアを目指す人はもちろん、専門医を目指す人にとっても重要です。ER型の救命救急センターでは、多数の1~3次救急患者の診療に携わります。研修医のfirst touch→指導医によるfeed backを確実に行います。

[3]屋根瓦方式

多くの診療科(とくに総合内科、外科、救急科)では、指導医-後期研修医-初期研修医の3人がチームを組んで診療を行っています(屋根瓦方式)。チームでの日々の回診・ディスカッションがそのまま研修の場となります。

[4]多くの研修会・セミナー

講習会(ICLS, CV穿刺など)やテーマ別の院内レクチャーが多数あります。院外の講師を招聘して行う臨床研修セミナーや感染症カンファレンスは大変人気があり、他病院からも多くの研修医が参加しています。

[5]多様な人材を求めています

将来、専門医を目指す人、プライマリケアを目指す人、地元静岡の医療に貢献したい人。あるいは、一般の大学や社会人を経験して医師になる人、学生時代に医学以外の活動にも熱心だった人。当院の活力には多様な人材が必要です。
まずは、病院見学を!
半日~数日の病院見学を随時受付けています。ご希望に沿った見学内容を設定できます。研修病院の選定にあたっては、具体的なイメージを抱くこと(=皆さんの先輩達が生き生きと研修している様子をみること)が一番だと思います。
それでは、多数の方々の応募をお待ちしております。
副院長
臨床研修管理委員長
久保田 英司

指導医からのメッセージ

救急科部長 中田託郎
静岡赤十字病院は救命救急センターを併設する3次救急医療機関であり、心肺停止、多発外傷、熱傷といった重症患者さんを数多く受け入れています。救急外来 では、救急科専門医を中心とした救急外来スタッフが初期診療を担当しており、初期研修医のみなさんは1年次に2か月間、チームの一員となります。救急外来 では重症例だけでなく、軽症から中等症まであらゆる患者さんの初期診療を担当しており、初期研修医の先生方には、軽症~中等症患者さんには、問診、診察か ら検査、初期治療、専門医へのコンサルトまで主導的な役割を果たしてもらいます。救急科スタッフが常駐しており、いつでもアドバイス、フィードバックが受 けられる環境となっています。また、重症患者さんは救急科スタッフと共に診療を担当します。初期研修では、どの科をローテーションしている時も、週1回程 度の救急外来当直を行います。当直は1年次、2年次がペアとなる、いわゆる屋根瓦方式を採用しており、2年間の当直(100回程度)を通し、1年次は先輩 から学び、2年次は後輩を教えることで十分な初期診療の実力を得ることができると確信しています。臨床研修の理念である医師としての基本的な診療能力を身 に付けることを目指し、ともに救急の第一線の現場で頑張ってくれる研修医を募集しています。

初期臨床研修医募集概要

プログラム名称 静岡赤十字病院 初期臨床研修プログラム

(プログラム冊子はこちら)[PDF:1MB]

研修開始時期 令和6年4月1日~
応募資格 令和6年3月卒業見込みで、マッチングシステムに基づいて当院で2年間の初期臨床研修を希望するもの。
研修方法 スーパーローテート方式。
研修期間 採用から2年間、当院の初期臨床研修プログラムに従う。
1年次:内科24週 外科12週 救急科8週 整形外科4週
2年次:小児科4週 産婦人科8週 麻酔科4週 地域医療4週 精神科4週 選択24週
募集人員 13名
処遇
  1. 身分
    初期臨床研修医(嘱託職員)として静岡赤十字病院と契約する。
  2. 給与
    1年次 月額30万円  2年次 月額35万円 ※当直、時間外手当別途支給
  3. 賞与
    1年次 約2.8ヶ月  2年次 約4ヶ月
  4. 勤務時間
    8:30~17:00
  5. 当直業務
    指導医とともに当直業務を行う。(1ヶ月 3~4回)
  6. 休日・休暇
    土、日、祝日、日本赤十字社創立記念日(5月1日)
    夏季休暇(3日間)、年末年始(12月29日~1月3日)
    年次有給休暇(1年次:10日、2年次:11日)、特別休暇(慶弔休暇等)
  7. 住居
    研修医用宿舎32室(病院徒歩5分、ワンルームマンション)
  8. 社会保険・労働保険等の各種保険完備
  9. 学会への参加
    研修管理委員会で計画されたACLS講習会参加のほかに、2年間で4回の学会出席が認められる(旅費支給)。演者には学会参加費も支給する。
年次報告

1.臨床研修病院年次報告書_様式10[PDF:500.7KB]

2.研修管理委員会の構成氏名及び開催回数_様式10別紙1[PDF:295.3KB]

3.診療科ごとの入院患者数・外来患者・研修医の数_様式10別紙2[PDF:473.3KB]

4.研修プログラムの名称及び概要_様式10別紙3[PDF:567.4KB]

5.臨床研修指導医(指導医)等の氏名等_等式10別紙4[PDF:255.2KB]

6.病院群の構成等_様式10別表[PDF:110.5KB]

7.時間外・休日労働時間数 様式10別紙5[PDF:78.4KB]

附:初期臨床研修プログラム終了後の進路について(専修医コース) 初期臨床研修終了後、希望者は専攻医採用試験を経て、専門領域の後期研修医(3年~4年間)に採用される。
詳しくはこちらから

2. 給与等の待遇に関しては日本赤十字本社の医師給与規定および静岡赤十字病院の勤務規定に従うことになり、身分は常勤医師として保証される。 

応募方法

応募書類 ①初期臨床研修申込書(

当院所定様式 顔写真添付[PDF:156.3KB]


②卒業見込み証明書(令和6年3月卒業見込みのもの)
③成績証明書
④健康診断書
(大学での健康診断が延期となっている場合、昨年度の診断書(写し可)をご提出ください。後日健康診断が行われましたら、差し替えのご提出をお願いいたします。)
試験内容・日程

第1回目 8月7日(月) 13時~16時予定
第2回目 8月21日(月) 13時~16時予定
第3回目 8月29日(火) 13時~16時予定
第4回目 9月8日(金) 13時~16時予定

選考方法 面接、小論文(医学の知識を問う問題ではありません)

募集要項 請求先および書類提出先

募集要項[PDF:213.9KB]

〒420-0853
静岡県静岡市葵区追手町8-2
静岡赤十字病院 総務企画課 教育研修推進係 荻原
(臨床研修管理委員会 事務局)
Tel:054-254-4311 Fax:054-252-8816
E-mail:kensyu@shizuoka-med.jrc.or.jp
応募締切 第1回目 7月31日(月)
第2回目 8月14日(月)
第3回目 8月22日(火)
第4回目 9月1日(金)
交通費について 試験に伴い発生する交通費は、院内規程に基づき支給します。
募集に関するお問合せ 〒420-0853
静岡県静岡市葵区追手町8-2
静岡赤十字病院 総務企画課 教育研修推進係 荻原
Tel:054-254-4311 Fax:054-252-8816
E-mail:kensyu@shizuoka-med.jrc.or.jp

病院見学について

病院見学は平日に随時行っております。
ただし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、病院見学ページをご参照ください。
病院見学に関するお問合せ 静岡赤十字病院 総務企画課 教育研修推進係 荻原
(臨床研修管理委員会 事務局)
Tel:054-254-4311 Fax:054-252-8816
E-mail:kensyu@shizuoka-med.jrc.or.jp
※お急ぎの場合は、お電話でご一報ください。