しずおか日赤メールマガジン

第114号 平成27年02月01日発行


 まだまだ寒い日が続き、春の訪れが待ち遠しい今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
 年度末が近付き、職場や学校では何かと慌ただしい時期となりました。「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」・・・正月から3月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを、調子よく言った表現です。この時期、インフルエンザの流行もありますので、健康には十分気を付けて過ごしたいものです。
 さて、メールマガジン第114号をお届けします。みなさんには引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

目次

1. 今月の病院ニュース
RSウイルス感染症をご存知ですか

2. インフォメーション
はたちの献血キャンペーン

RSウイルス感染症をご存知ですか

 あまり耳慣れない「RSウイルス感染症」。秋から冬にかけて主に乳幼児で流行する呼吸器の感染症ですが、高齢者でも重症の肺炎の原因となることがあります。

■どんな感染症?
 RSウイルスが原因で、上気道感染や、細気管支炎・肺炎などの下気道感染を引き起こします。2歳までにほぼ100%の子供が感染するとされており、特に生後数か月までの間に初感染した場合には重篤な症状を引き起こすことがあります。

■症状や潜伏期間は?
 感染して通常4~6日後に発熱、鼻汁等の症状が数日続きます。多くは軽症ですが、重くなる場合は咳がひどくなる、ぜいぜいする、呼吸困難などの症状が出て、場合により細気管支炎、肺炎へと進展します。初感染乳幼児の約3割が重症化するといわれます。 
 低出生体重児、心・肺疾患、神経・筋疾患、免疫不全がある時は重症化のリスクが高まります。終生免疫は獲得されないため、生涯にわたって感染を繰り返しますが、年長児以降では多くは軽い症状です。
 成人では通常風邪様症状のみですが、初感染児を看護する場合は、大量のウイルスに暴露されて症状が重くなることがあります。療養施設内での高齢者の集団発症が問題となることもあります。

■治療と予防のポイント
 特効薬はないため、安静、輸液、去痰剤などの症状を和らげる治療を行います。
 RSウイルスの感染経路は、感染した人の咳やくしゃみで飛び散るしぶきを吸込む飛沫感染、ウイルスがついた手指や物品を触ったりなめたりする接触感染ですから、手洗いと咳エチケットが重要です。風邪症状のある年長児や成人は気付かず感染していることがあるので、乳幼児と接触する時はマスクを着けましょう。子供が日常的に触れるものをアルコールでこまめに消毒するのも効果的です。
 ワクチンは、まだ利用できるものがありません。早産児や免疫不全など重症化リスクの高い乳幼児には、医師の判断でシナジスという薬剤を使用することがあります。流行初期から1か月毎に注射することで予防効果が期待できますが、その使用については医師の判断によります。

担当:小島 安紀子(薬剤師)
参考:厚生労働省HP、東京都感染症情報センターHP

はたちの献血キャンペーン

400ml献血と成分献血にご協力ください

 日本赤十字社では、毎年、献血者が減少しがちな冬期において安定的に血液製剤を確保するため、1/1~2/28に「はたちの献血キャンペーン」を実施して、成人式を迎える「はたち」の若者を中心として、多くの方に献血に関する理解と協力を求めています。皆さんの温かいご協力をお待ちしております。

県内の献血会場については、静岡県赤十字血液センターホームページhttp://www.shizuoka.bc.jrc.or.jp/をご覧ください。

しずおか日赤メールマガジン 第114号

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平成27年02月01日発行