しずおか日赤メールマガジン

第113号 平成27年01月01日発行


 謹んで新年のお慶びを申し上げます。皆さまにとって素晴らしい1年となりますように、ご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
 さて、メールマガジン第113号をお届けします。本年も引き続き温かいご支援をいただきますよう、どうぞよろしくお願いします。

目次

1. 今月の病院ニュース
テーマ:麻酔科・ペインクリニック
痛みのプロによる「ペインクリニック」をご存じですか?

2. ☆栄養課考案☆早い!おいしい!15分クッキング
ヘルシーおせちにチャレンジ!

テーマ:麻酔科・ペインクリニック

痛みのプロによる「ペインクリニック」をご存じですか?

手術に伴う痛みを抑える麻酔科が、静岡県内でも数少ない「ペインクリニック」を立ち上げて一年がたちました。さまざまな種類の痛みと向き合い、それぞれに適した治療法によって痛みをコントロールします。

麻酔科副部長 飯塚浩基医師に聞きました。

 
Q:麻酔科ってどんなことをするの?
A:患者さんがちゃんと手術を受けられるというのは割合大変なことなんです。血圧・脈拍をはじめ呼吸・体温など変動しますし、手術前後の全身状態の確認も麻酔科の大切な仕事です。麻酔には、「痛くないこと」「安らかな気持ちでいられること」「有害な反射がでないこと」「動かないでいられること」という4つの柱があります。

Q:ペインクリニックって?
A:麻酔科が週に2日、火・木曜に設けている外来です。さまざまな原因から引き起こされる「痛み」に関する治療を目的として立ち上げました。ほとんどの患者さんは、整形外科や神経内科・皮膚科など、他の科の医師の紹介によって受診されます。院内のあらゆる診療科と連携し、「痛み」の専門科として活動しています。

Q:ペインクリニックではどんな症状が対象なの?
A:三叉神経痛(顔面の激しい痛み)や帯状疱疹の後の痛み、頚肩腕症候群(長引く首・肩・腕の痛み)、手術や外傷後のなかなか治まらない痛み、手足の血流障害などが挙げられます。治療方法は神経ブロック、関節内注射、局所注射、内服・外用貼付薬処方など、症状や患者さんの容態によって異なります。

痛みに対するプロが、
ペインクリニックを開設!


 “痛み”はどこからやってくるかご存知でしょうか? 痛みは体の隅々(局所)から脊髄を通って脳へ伝わります。私たちは脳に痛みの刺激が伝わると、「痛い」と感じるのです。そして、「麻酔科」は痛みに関するプロ。手術によって患者さんに及ぶ実質的な痛みや不安を取り除くのが主な役割です。
 そんな麻酔科が、大学病院でペインクリニックに携わってきた飯塚浩基医師を迎え、2013年10月に「ペインクリニック外来」を立ち上げました。痛みは大きく2種類に分けられます。一つは危険な状態が身体に及ぶことを知らせるもの。もう一つは、危険な状態ではないけれども何らかの原因で起こる“痛み”です。分かりやすく説明すると、外傷などで生じる痛みは前者、慢性の頭痛や神経痛などは後者となります。ペインクリニックでは後者の痛みを対象に治療しています。
 とはいえ、「なんだか今日は頭痛がする」「お腹が痛む」といってペインクリニックを受診する方はいません。まずは専門医で受診して原因を突き止め治療し、それでも痛みが続く、もしくはさらなる治療が必要な場合、その専門医によって紹介されて受診する方がほとんどです。

専門性の高い医師による
的確・安全な治療


 ペインクリニックでは、麻酔科医がその技術を応用してさまざまな痛みに対応します。神経ブロック療法は、痛みの原因となる神経の働きを抑え、痛みを治療する方法。代表的な神経ブロックの治療薬に局所麻酔薬があります。神経に直接、またはその周辺に局所麻酔薬を注入することによって痛みを抑えたり、血流が改善されることで痛みが除去、緩和されます。そして誤解されがちですが、局所麻酔薬は単なる痛み止めではありません。急性の痛みだけでなく、慢性的な痛みにも有効なのです。また、飯塚医師が東洋医学にも精通していることから、内服薬治療においては、西洋薬に加え、漢方薬も積極的に取り入れています。近年では、化学的にもその効能が証明されている漢方薬。患者さんの体質などに合わせた薬を探していきます。
 どんな病気でもそうですが、痛みも早期治療が最も大切です。日常生活に支障をきたす痛みは、将来も不安にさせるでしょう。「痛みを上手にコントロールして不安を取り除くため、今後もスキルアップをはかります」と飯塚医師。なかなか治らない痛みを抱えているのであれば、一度相談してみましょう。
 どんな病気でもそうなように、痛みもまた早期治療が最も大切です。日常生活に支障をきたす痛みは、将来も不安にさせるでしょう。「痛みを上手にコントロールして不安を取り除くため、今後もスキルアップをはかります」と飯塚医師。なかなか治らない痛みを抱えているのであれば、一度相談してみよう。

ペインクリニックを受診する流れ
 
 

 

安全で確実な痛みの診断・治療をスムーズに行うため、なるべく現在受診している医療機関で紹介状を作ってもらって受診することをお勧めします。痛みに対して不安があれば自分から担当医に促すのもいいでしょう。特に、がんの痛みは主治医との連携が大切です。当院には外部の病院からも多くの患者さんが訪れます。



受診時に準備しておくもの

  

 

●現在かかっている医療機関からの紹介状(可能なら)
●現在服用している薬(お薬手帳)
●医療機関からもらった説明書・検査結果(可能なら)
●痛みのプロフィール
[痛みが始まった時期やきっかけ/種類(ずきずき・びりびりなど)/出るタイミング/効いたor効かなかった薬や治療/痛みと共に悩んでいる症状]
 

ヘルシーおせちにチャレンジ!カロリーダウンの豆腐の伊達巻き

砂糖の代わりに低カロリー甘味料を使うことで、糖尿病の人も楽しめます。通常より糖質は半分以下、カロリーも控えめです。

 


■材料(7人分※14切れ)
水切りした木綿豆腐 200g
卵 4個
白はんぺん 1/2枚
低カロリー甘味料(パルスイートなど) 30g
塩 2つまみ
醤油 小さじ2
油 適量

■つくり方/
1. 水切りした豆腐、卵、白はんぺん、低カロリー甘味料、塩、醤油をミキサーにかける。
2. 熱した卵焼き器に油を敷き、1の生地を流し込み、蓋をして弱火で火が通るまで焼く。
3. 焼き上がったらすだれの上に焼いた面を下にしてのせ、熱いうちに巻き、両端を輪ゴムでとめる。冷めたら14等分に切り分ける。(すだれがない場合はラップで代用)

■栄養課考案/1人分(2切分)80kcal

しずおか日赤メールマガジン 第113号

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平成27年01月01日発行