しずおか日赤メールマガジン

第107号 平成26年07月01日発行


 はっきりしない天気が続いていますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
 沖縄では梅雨が明けました。ここ静岡は梅雨時にしては雨が少ないようですが、他県では大雨の被害が出ている地域もあるようです。さわやかに晴れ渡る青空が待ち遠しい毎日ですが、今月のテーマである「紫外線」や、「熱中症」など体調管理には十分注意しましょう。
 さて、メールマガジン第107号をお届けします。みなさまには引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

目次

1. 今月の病院ニュース
テーマ「紫外線対策」日常からの正しいケアで、紫外線から肌をプロテクト

2. インフォメーション
ANAグループから「しあわせの花」すずらんの贈り物

テーマ「紫外線対策」

日常からの正しいケアで、紫外線から肌をプロテクト!

日焼け、シミ、しわなどで肌の老化を促進するだけでなく、皮膚癌を引き起こす可能性も持ち合わせる紫外線。子どもから大人まで正しい対策で皮膚を守りましょう。


形成外科副部長 鈴木 沙知(すずき さち)医師に聞きました。

Q1:紫外線を浴びるとどうなるの?
A:紫外線は、骨や歯の形成に必要なビタミンDを体内でつくるために役立ったり、殺菌効果があるため、洗濯物や布団を干すのに一役買います。とはいえ、浴び過ぎには要注意。日焼け、シミ、しわの原因のほか、皮膚癌や白内障を引き起こす原因となります。

Q2:紫外線が強いのはいつですか?
A:最も強い季節は、年間の約70~80%の照射量といわれる4~9月。夏を迎える前も油断大敵です。冬は夏に比べて少なくなりますが、なくなるわけではありません。一日の中では、10~14時くらいが最も強い時間帯。国内でも場所によって紫外線量は異なり、南へ行くほど、また、標高が高いほど紫外線量は多くなります。雪や砂も紫外線を反射し、日焼けをしやすい環境といえます[図1]。














Q3:どんな紫外線対策をすればいいですか?

A:紫外線の強い時間帯の外出をなるべく避け、日傘や帽子、サングラス、衣服で皮膚の露出を抑えましょう。日焼け止めは日常生活であれば、SPF(Sun Protection Factor)20、PA(Protection grade of UV-A)++程度を、炎天下でのレジャーやスポーツの場合はもう少し指標が高いものがおすすめです[図2]。適切な量を使い、汗をかいたり、衣服に付くと落ちるため、2~3時間おきの塗り直し(重ね塗り)を忘れずに。

紫外線の種類によって
表れる異なる症状


 太陽光線には、赤外線、可視光線、紫外線があります。その中でも、日焼け、シミ、しわ、皮膚癌の原因とされるのが、紫外線(UV= ultraviolet)。紫外線には、A波、B波、C波があり、波長が長いUV-AとUV-Bが地上まで届いています。最も波長が長く、オゾン層や雲、ガラスも通り抜けやすいのがA波。A波は、シミ、しわ、たるみなど、肌の老化に?がるため、曇りの日や、室内でも窓から日光が入ってくる環境であれば、対策が必要です。
 近年、環境問題として捉えられているオゾン層の減少によって、紫外線の人体への影響が大きくなっています。日焼けの原因となるB波は、A波に比べ地上に届きにくいのですが、DNA(核酸)など重要な生体物質に損傷を与えるため、皮膚癌や白内障を引き起こす恐れがあります。以前は、日焼けした肌を「健康的」と思いがちでしたが、日焼けは、体が紫外線による被害を防ごうとする防衛反応。皮膚からの注意信号だと思ってください。

日常のケアが
皮膚癌への進行を防ぐ

 皮膚癌に関しては、日本人を含めた有色人種は白色人種よりも紫外線による被害が少ないようです。とはいえ、国内での皮膚癌患者数は年々増加しており、オゾン層破壊によるUV-Bや高齢化などが原因といわれています。皮膚癌の中でも悪性度が低く、早めに除去すれば生命予後にまで影響することが少ない基底細胞癌、リンパ節転移をきたすことがある有棘(ゆうきょく)細胞癌、発生率は低いのですが、皮膚癌全死亡率の80%を占める悪性黒色腫など、皮膚癌にも種類があります。シミやホクロなどに変化が見られたら、病院で診察を受けましょう。また、シミにもさまざまな種類がありますが、気になる場合は医師に診断してもらい、内服、軟膏、レーザーなど、適切な治療によって目立たなくすることが可能です。
 最も大切なことは、Q3で述べたような紫外線対策です。大人に限らず、子どもの頃からケアしてあげることを忘れずに。

※より詳しい情報は、環境省による「紫外線環境保健マニュアル2008」を参照http://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_manual.html

ANAグループから「しあわせの花」すずらんの贈り物

6月11日(水)、ANAグループ(全日本空輸株式会社)から全国47の赤十字施設へ、北海道千歳市近郊で可憐に咲いた「すずらんの花」とグループ社員の皆さんが心を込めて手作りしたしおりが届けられました。
 「しあわせ」「幸福の再来」などの花言葉を持つすずらん。ANAグループで昭和31年から行われているこの活動は今年59回目となり、静岡では富士山静岡空港開港を機にはじまり、6回目を迎えました。
 病棟ラウンジでの贈呈式では、浜松市出身の客室乗務員・市田沙耶香さんから入院患者さんの代表者へ「たくさんのしあわせが訪れますように」とすずらんの鉢植えが手渡されました。「いい香りがします」と患者さんから笑顔がこぼれる一幕も。また、すずらんの香りがする400枚のしおりが入院患者の皆さんに贈られました。


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