しずおか日赤メールマガジン

第104号 平成26年04月01日発行


 あちこちで桜が開花しはじめ、いよいよ春本番といった今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
 県西部では浜名湖花博2014が開催されており、さまざまな花が会場を彩っています。静岡県は、四季折々の花が咲き誇る花の名所が各地にあり、花きの生産額は176億円(平成23年)と全国第3位となっているそうです。花や緑は心が癒されますね。
 さて、メールマガジン第104号をお届けします。みなさまには引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

目次

1. 今月の病院ニュース
関節リウマチってどんな病気?

2. 栄養課考案★15分クッキング
さわやかな香りが春を呼ぶ 鰆のスルガみそ焼き

関節リウマチってどんな病気?

関節に腫れや痛みを感じたことがありますか?
関節リウマチは、腫れや痛み以外にも関節にこわばりや変形が起こってくる炎症性の病気です。現在日本の患者数は60~70万人、女性が男性に比べて3~4倍多いといわれています。発病するのは主に30~50代ですが、60歳以上で、あるいは16歳未満の若い時期に発病する方もいます。今回はそんな関節リウマチについてご紹介していきます。

1.関節のしくみ
 関節は、骨と骨とがつなぎ合わされた部分で、骨の端にはクッションの役割を果たす軟骨があります。関節は、滑膜という膜に囲まれており、この滑膜から分泌される関節液によって、関節がスムーズに動いています。

2.関節リウマチってどんな病気?
 関節リウマチは、主に関節の内側にある滑膜に腫れや炎症が起こり、痛みやこわばりなどが生じてやがて関節の変形をきたす病気です。原因はまだ完全には分かっていませんが、遺伝による体質にウイルスなどの刺激が加わり、免疫に異常が生じて起こる自己免疫疾患のひとつと考えられています。
 シェーグレン症候群や橋本病などの自己免疫疾患などの合併症をあわせ持つことも多く、血管や心臓、肺、皮膚、筋肉といった臓器にも障害が及ぶことがあります。
                                       
3.関節リウマチの症状
 関節リウマチでは、最初手足の指の関節に左右対称に痛みや腫れ、こわばりなどの症状が出ます。その後、患者さんのうち約3割の方は1~2年で治ったような状態(寛解)になりますが、1割くらいの方は症状が出始めてから短期間で強い炎症や症状が起こり、関節の変形が進んでしまいます。それ以外の方は、症状が悪くなったり良くなったりすることを繰り返しながら、次第に関節の変形が進むといわれています。
■各所の症状と合併症                           
・血管:血管の炎症により酸素が十分行きわたらなくなり、主に両側の手指などの皮膚の色調が変化します(レイノー現象とよばれるもの)。蒼白、紫、発赤といった色調になりますが、これは他の病気で見られることもあります。心臓では狭心症・心筋梗塞、肺では肺高血圧症、腎臓では糸球体硬化症、脳では脳梗塞が起こることもあります。
・眼:シェーグレン症候群を合併した場合、乾燥性角結膜炎によるドライアイもよく見られます。目の内側にリウマトイド結節が生じることもあります。
・肺:間質性肺炎や睡眠時無呼吸症候群などを合併することがあります。
・内分泌:バセドウ病や橋本病を合併することもあります。
・皮膚:圧力のかかる部位に、皮下出血やリウマチ結節と呼ばれる病変がみられることがあります。
・その他:全身倦怠感や疲れ易いといった症状があらわれることもあります。

4.関節リウマチの診断
 さまざまな症状があらわれる関節リウマチですが、他の病気でもみられる症状も多いため、発病したばかりの時期に診断を行うのは難しいといわれています。診断では米国リウマチ学会(ACR)の分類基準がよく使われています。この分類基準は痛みや腫れなどの症状、血液検査、X線検査の結果から診断を行うものです。診断するには1~2カ月間患者さんの様子をみる必要があります。
■米国リウマチ学会(ACR)の分類基準
以下の7項目のうち4項目あてはまると関節リウマチの診断となります
1.朝のこわばりが、少なくとも1時間以上つづく
2.3か所以上の関節に、炎症による腫れがある
3.手の指の第2関節または第3関節、あるいは
 手首の関節に炎症による腫れがある
4.左右対称の関節に、炎症による腫れがある
5.ひじやひざなどに皮下結節がみられる
6.血液検査でリウマトイド因子が陽性
7.X線検査で手の関節に異常がみられる
   (※1~4の4項目は、6週間以上持続していること)

■参考:公益財団法人 日本リウマチ財団HP
    アステラス製薬HP
■担当:小島 安紀子(薬剤師)


さわやかな香りが春を呼ぶ 鰆のスルガみそ焼き

静岡特産の柑橘、スルガエレガントを使い、さわやかな春の香りをプラスしました。鰆の代わりにカジキマグロを使用してもおいしくできます。

■材料(4人分)/
・鰆の切り身 4切れ
・調味料A 
   白味噌 大さじ2
   酒 大さじ1
   みりん 大さじ1
   スルガエレガントの皮のみじん切り 大さじ1/2
・お好みで大根おろし、絹さやなど

■つくり方/
1. 調味料のAを混ぜ合わせる。
2. 鰆の切り身の余分な水分をペーパーで拭き取り、表面に1をまんべんなくぬる。
3. 2を魚焼きグリルで5~6分焼く(味噌が焦げやすいので、アルミホイルをかぶせて焼くと良い)。

■栄養課考案/1人分188kcal

しずおか日赤メールマガジン 第104号

メールアドレスの変更、配信解除  http://www.shizuoka-med.jrc.or.jp/about/mailmag/

このメールマガジンに対するご意見・お問合せは
静岡赤十字病院 企画課 mail : kikaku@shizuoka-med.jrc.or.jp

当メールの全文、または一部の無断転載および再配布を禁じます。
編集・発行 : 静岡赤十字病院  http://www.shizuoka-med.jrc.or.jp/
平成26年04月01日発行