しずおか日赤メールマガジン

第91号 平成25年03月01日発行


 日差しが暖かくなり、春の気配を感じる今日この頃みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 この時期、悩まされるのが「花粉症」。今年の花粉の量は、例年より多いようで、対策にも気合が入ります。マスクとティッシュは欠かせず、晴れていても風の強い日は外に出るのをためらってしまいますが、花粉症とも上手に付き合って、楽しくお出かけしたいものです。
 さて、メールマガジン第91号をお届けします。みなさまには引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

目次

1. 今月の病院ニュース
テーマ:「腎臓の病気」
腎臓病の正しい知識を知っておこう!

2. インフォメーション
しずおか日赤まつりを開催しました

テーマ:腎臓の病気    腎臓病の正しい知識を知っておこう!

年々増え続けているという腎臓病。
むくみがサイン?塩分の摂り過ぎ?
一年前からスタートした「腎臓病教室」では、さまざまな疑問にお答えしています。
腎臓病教室を担当している 内科部長 久保田 英司 医師 に聞きました。

Q:腎臓はどんな働きをしているところ?
A:腎臓は大人の握りこぶしほどの大きさで、おへそのやや上の背中側に左右1個ずつあります。腎臓に流れ込んだ血液をろ過し、不要なものを尿として膀胱へ送ります。また、ホルモンを分泌して酸素を運ぶ赤血球の産生を促したり、ビタミンDを活性化させ骨を丈夫に保つカルシウムのバランスを保ったり、血圧を調節するホルモンをつくり出すところです。

Q:腎臓が悪くなるとどんな症状が起こるの?
A:むくみや高血圧、尿の変化(量・血尿・泡立ち)が急に見られることもありますが、腎臓は肝臓と同じく予備能力が大きな臓器とあって、病状がかなり悪化しないと自覚症状が表れません。病状が進行してしまって起こる危険な症状を尿毒症といい、前述の症状や倦怠感、貧血、食欲不振、吐き気が起こります。これらの症状を感じたら、すぐに病院を受診してください。

Q:透析はどんな段階で必要になるの?
A:機能が低下した腎臓の代わりに、医療器具や自分の腹膜を使って血液をろ過するのが透析療法です。検査の結果、腎臓機能が5~10%まで低下していた場合のほか、〈症状〉〈機能検査の結果〉〈日常生活の状態〉を点数化し、その合計で判断する方法もあります。透析が必要となる慢性腎不全の原因として、腎臓に限局した疾患以外にも、糖尿病や高血圧から透析になるといった生活習慣病の伸展からくる事も覚えておいて欲しいですね。


正しい知識を持つための
市内初の腎臓病教室
 当院では、2012年の1月から専門医による腎臓病教室をスタート。「現在、医師・看護師などのスタッフが減る一方で、腎臓病患者数は増え続けています。患者さんに正しい知識や高い意識を持ってほしいのですが、こちら側の人員不足が原因でそれが伝えきれない。その打開策として、“教室”をはじめました。それに静岡市内では腎臓病教室がほかにないんですよ」。そう話すのは、腎臓病教室の核となる久保田英司医師。ほか、看護師や管理栄養士、薬剤師、検査技師がメンバーとなって取り組んでいる。教室は6つのテーマを3回に分け、1ヶ月に1度開催される。3回で1クールとなるが、参加は1回からでもOK。教室では、腎臓病についての話の後、質疑応答があり、医師が個々の疑問や不安にも応える。腎臓病患者全般に開かれた場所でありながら、一人ひとりに向き合ってもらえる場所としても機能しているのだ。


予防策と対処法を知り
腎臓病の進行をブロック

 腎臓は、悪くなると自然治癒することはほぼなく、自覚症状も少ないため、尿や血圧などの定期的な検査が必須。「血圧は、家などリラックスできる場所で計るのが一番です。最初の測定は高く出がちなので、何回か続けて計るのがコツです」。それでも腎臓病になってしまったら、進行を遅らせるため、たんぱく質や塩分の量を考えた食事、熱冷まし薬・痛み止めを過剰摂取しないことなど、対処法はさまざま。とはいえ年々、透析患者数が増えているのも現実。「なぜなら食事の欧米化によって糖尿病が増えているからです。糖尿病の合併症に“糖尿病性腎症”があり、現在、透析をはじめる患者さんの40%以上がこの病気なんですよ」。腎臓病の予防策はないといわれるが、バランスのいい食事と適度な運動。そんな基本中の基本を忘れないことが最も大切なのだろう。

 
◆腎臓病教室のお知らせ◆
3/19(火)15:00~16:00 食事・日常生活での注意点・透析について(管理栄養士・看護師)
4/23(火)15:00~16:00 腎臓病とは?(内科医師)
※事前に申し込みが必要です。
 申し込み・お問い合わせは、内科外来または本館1階総合案内まで。
 

しずおか日赤まつりを開催しました

  2月23日(土)、「しずおか日赤まつり」を開催いたしました。
 地域のみなさんとの交流を目的に行った初めてのイベント。当日は、患者さんをはじめ、多くの方にご来場いただき、笑顔の溢れるイベントとなりました。
 ご来場いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
 当院は、本年6月に創立80周年を迎えます。これからも地域のみなさんに親しまれる病院であるために、職員一同より一層努力して参ります。

常に多くの人で賑わった健康相談コーナー。みなさんの健康への意識の高さが伺えます。

救護服を着て、AKBのパネルと一緒に家族でパチリ。

職員やボランティアによるコンサート。生演奏に入院患者さんも盛り上がりました。

 

しずおか日赤メールマガジン 第91号

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平成25年03月01日発行