しずおか日赤メールマガジン

第90号 平成25年02月01日発行


 厳しい寒さが続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
 2月3日は節分です。最近では、その年の恵方を向いて無言で食べると縁起が良いという「恵方巻き」が全国的に広まり、コンビニをはじめスーパーやお寿司屋さんなどでは色とりどりのおいしそうな太巻きが売られています。元は大阪で行われていた節分の行事のようですが、我が家でも節分の夜は恵方巻きをかぶりつくのが楽しみになっています。今年の方角は南南東。豆をまいて、太巻きを食べて無病息災を祈りましょう。
 さて、メールマガジン第90号をお届けします。みなさまには引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

目次

1. 今月の病院ニュース
ノロウイルス感染症について

2. インフォメーション
がん薬物療法認定薬剤師が誕生しました

3. ☆栄養課考案☆時短レシピ
レンジで簡単!鶏の塩こうじ蒸し

ノロウイルス感染症について

◎ノロウイルスによる感染性胃腸炎はどのような症状ですか?
 1~2日の潜伏期間を経て、吐き気、おう吐、下痢、腹痛が見られます。症状の続く期間も平均1~2日と短期間ですが、子供やお年寄りなどでは重症化することもあります。感染するとウイルスは1週間程度便とともに排出されます。

◎どのように感染するのですか?
ウイルスに汚染された食品を食べたり、感染者の便や吐物を介して感染します。
◇感染した人の便や吐物に触れた手指を介してウイルスが口に入った場合
◇便や吐物が乾燥して舞い上がり、その塵と一緒にウイルスを吸い込んだ場合
◇感染した人が十分に手を洗わず調理した食品を食べた場合
◇ウイルスを内臓に取り込んだカキ等の二枚貝を、生や加熱不十分で食べた場合

◎どの様な治療がありますか?
特別な治療法はなく、症状の持続する間は脱水にならないよう、できる限り水分の補給をします。脱水がひどい場合は病院での点滴が必要になります。下痢止めは病気の回復を遅らせることがあるので通常使用しません。吐き気止めや整腸剤などの薬を使用する対症療法が一般的です。

◎予防するにはどうすれば良いですか?
◇最も重要で効果的な方法は手を洗うことです。トイレの後、調理や食事の前、患者の汚物処理をした時などは、石鹸と流水で十分に手を洗いましょう。 
◇カキ等の二枚貝を調理するときは、十分に加熱(中心温度85℃1分以上)し、調理器具は熱湯消毒しましょう。
◇便や吐物には大量のウイルスが含まれます。処理するときは、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、ペーパータオル等で静かに拭き取りビニール袋に密閉して廃棄します。拭き取った後は次亜塩素酸ナトリウム(ハイター等)を200倍程度に薄めた液で広めに消毒して下さい。変色するものはスチームアイロン等で85℃1分以上の高温で処理する方法もあります。                  

■担当 矢野 佳孝(薬剤師)
■参考 厚生労働省HP
      東京都感染症情報センターHP                        

がん薬物療法認定薬剤師が誕生しました

当院では、各種認定看護師など、さまざまな専門分野を極めたスタッフが活躍しています。
このたび薬剤部の祖父江彰薬剤師が「がん薬物療法認定薬剤師」の資格を取得しました。

1. 普段はどのようなお仕事をしていますか?
 主に抗がん剤の無菌調製、点滴療法室の患者さんへ薬剤に関する指導を行っています。
抗がん剤の無菌調製は点滴療法室で使用される薬剤を清潔な空間で調製しています。
点滴療法室の患者さんへの薬の飲み方や注射の投与スケジュール、副作用の説明とその対策について説明をしています。また点滴治療が2回目以降の患者さんには副作用のチェックを行い、吐き気など副作用を評価、必要があれば医師に相談し、薬の処方の提案をしています。


2.がん薬物療法認定薬剤師とはどのような資格ですか?
 日本病院薬剤師会が認定する資格で、認定要件は研修施設にて3ヶ月の研修を受け、認定試験に合格することなどが必要です。より専門的で最新の抗がん剤治療の情報を患者さん、医師、看護師に提供していくことで治療による副作用を最小限に抑え、患者さんが安全で安心な治療を受けることができるようにサポートしていくための資格です。また患者さんの生活の質を向上させるため、抗がん剤治療だけでなくがんによる痛みのコントロールの知識も必要とされています。

3. 資格取得を目指したきっかけは?
 私が薬剤師として活動する中で一番興味をもった分野が「がん」でした。日々、新しい薬剤が開発される中で、「がん」の領域は特に発展がめざましく、新しい作用を持った抗がん剤や抗がん剤による副作用を予防する薬剤が次々と発売されています。そのような中でもっとがん治療について知りたい、もっと抗がん剤について知り、患者さんの為に役に立ちたいと考えこの資格を取得しました。

4. 今後の目標や抱負を教えてください。
 今後、抗がん剤を含めたがん治療のさらなる発展により、がん患者さんの生存率の向上が予想され、がんと共に生活していく方も多くなっていくと考えられます。そのような中で治療による副作用やがんによる痛みをコントロールし、身体的なつらさを抑えていくことはとても重要なことと考えます。また、精神的なつらさを共有し患者さんがよりよい生活を送るために努力していけるよう、患者さんとその家族、そして医療者と人と人とのつながりを大切にしていきたいと思います。

☆栄養課考案☆時短レシピ  レンジで簡単!鶏の塩こうじ蒸し

手軽な食材を使ったヘルシーレシピ。流行の塩麹で旨みをプラス。
たっぷりの長ねぎとしょうがで、身体を温めて風邪を予防しましょう。


<材料>4人分
・鶏ムネ肉(一口大そぎ切)320g
・塩麹       大さじ1
  (塩麹がない場合は塩コショウ少々) 
・酒        大さじ1
・もやし        1袋
・長ねぎ(みじん切り)    1.5本
・しょうが(みじん切り)  大1片
・ごま油      大さじ2
・しょうゆ     大さじ2
・砂糖       大さじ1


1:鶏ムネ肉を、塩麹と酒でよくもみ込み5分程置いておく。
2:皿にもやしを敷き、1の鶏ムネ肉を乗せてラップをかけてレンジにかける。目安は500Wで約8分。鶏肉に火が通ったことを確かめる。
3:長ねぎとしょうがをごま油で炒め、香りが出たら火を止め、しょうゆと砂糖を加えて混ぜて薬味を作る。2の鶏ムネ肉の上に3をかけて完成。お好みで細ねぎや一味唐辛子をどうぞ。
(1人分196kcal)
 

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