しずおか日赤メールマガジン

第84号 平成24年08月01日発行


 猛暑が続き、今年も夏本番となりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
 連日、ニュースでも報道されているように、今年は熱中症で救急搬送される患者さんが増えています。
 熱中症は、「湿度が高く蒸し暑いとき」や「急に気温が上昇したとき」になりやすいようですが、暑くなっていることに対して感受性の落ちているご高齢の方や体調のすぐれない方は、特に注意が必要です。
 のどが渇く前からこまめに水分をとったり、汗をかいたときはスポーツドリンクなどで塩分を補給するなど、予防策をとるとともに、栄養のあるものをバランスよくとり、睡眠を十分に確保して日ごろの体調管理にも気を配りましょう。 
 さて、メールマガジン第84号をお届けします。みなさまには引き続き温かいご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

目次

1. 今月の病院ニュース
・・・患者さんの足にあわせた靴を作製・・・フットウェア外来始めました

2. インフォメーション
食べて元気に!!夏バテ防止料理~鯖の味噌煮~

・・・患者さんの足にあわせた靴を作製・・・フットウェア外来始めました

外科副部長の新谷恒弘医師に聞く

◆糖尿病や透析中などで下肢血行障害のある患者さんにとって、足にあった靴の存在は非常に重要です。
 6月より開設された「フットウェア外来」を担当している外科副部長の新谷恒弘医師に聞きました。








(1)足にあった靴を選んでいますか?

 市販されている靴は、足の長さで選んでいるだけで足の幅や厚みなどのバリエーションが少なく、実際足にあっている靴を選ぶことは非常に難しいと思います。あわない靴を履くことで、部分的に無理な負担がかかり足に傷をつくってしまう原因となります。なかでも糖尿病や透析をうけている患者さんや、閉塞性動脈硬化症など下肢の血行が悪い患者さんは、足にできたちょっとした傷でも治りが悪く放置しておくと潰瘍となり最終的には下腿壊疽になってしまい足を切断するといった事態に発展する可能性があります。そういった意味で、足の血流に不安のある方は足にあった靴を選ぶ事が非常に大切であるといえます。



(2)フットウェアって何ですか?
 フットウェアとは、医療用のサンダルや靴などのことです。市販の医療用シューズと違い、患者さんの足の形や症状にあわせて義肢装具士が作製したオーダーメードの靴やサンダルのことで、靴擦れやうおのめ、たこなどの形成を防ぐ効果があります。当院のフットウェア外来では、医師の指導のもとに、義肢装具士が患者さんの足型を採取し、ひとりひとりの足にあったフットウェアを作製します。フットウェアは、通常の靴と同様に使用頻度により劣化や消耗しますので、作製後も定期的に修理や調整を行う必要があり、当院ではそういったメンテナンスもしっかりさせていただきます。


(3)どうすればフットウェアを作製できますか?
 基本的には糖尿病や透析をうけている患者さんや、閉塞性動脈硬化症など下肢の血行が悪いと診断されている患者さんが対象となります。これらの病気のある方で、足に傷ができる心配のある方や、フットウェアに興味のある方は、形成外科外来までお問合せください。また、フットウェアの費用は通常の医療シューズよりは高額になっていますが医師が必要と判断し処方された場合は健康保険の適用となります。


(4)もし、足に潰瘍ができた場合は?
 糖尿病や透析をうけている患者さんで足の血流の悪い方は、フットウェアなどで頑張って予防しても残念ながら足に潰瘍ができることもあります。しかし、そういった場合でも、たいていは下肢の血管が狭かったり、つまっていたりすることが原因であることが多く、下肢の狭くなった血管を風船でひろげたり(血管内治療)、手術で血管と血管をつなぐ(バイパス手術)ことによって足の血流が回復し傷が治る場合があります。もちろん、傷が治った後も足に傷ができないように予防する必要があることは言うまでもありません。一般的に病気は予防と早期発見、早期治療が重要とされていますが、足の潰瘍も同じです。特に糖尿病や透析をうけている患者さんで下肢の血流が良くない方は足に傷を作らないように予防することと、足に傷ができて潰瘍になったら早めに病院を受診して適切な治療を受けることが足切断を回避するのに重要なことです。


外科副部長
新谷 恒弘(しんたに つねひろ)
 
日本外科学会専門医
日本心臓血管外科学会専門医
腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医
胸部大動脈瘤ステントグラフト実施医
日本血管外科学会認定血管内治療医
 

食べて元気に!!夏バテ防止料理

栄養課 調理師(特殊専門調理師) 小野田 昌己
 
◆蒸し暑い日が続く今日この頃、この時期になると心配なのが夏バテですね。
 私自身は、夏バテ防止料理で熱い夏を乗り切っています。
 今回、当院の献立で夏場でも人気が高い鯖の味噌煮をご紹介します。
 生姜を効かせたこってりした味噌ダレはあつあつご飯に良く合い、食べて元気になれる一品です


 ☆鯖の味噌煮☆
    〈材料 4人分〉
    ・鯖     4切
    ・生姜    3片
    ・しょうゆ 小さじ2/3
    ・みりん  大さじ1/2
    ・酒       大さじ1
    ・砂糖    大さじ2
    ・水     200cc
    ・味噌    大さじ3
 

 

作り方
1. 鍋に水(分量外)と生姜の薄切りを2枚ほど入れ、沸騰したら鯖を入れて30秒ほど茹でます。

(鯖の臭みをとるため)
2. 茹でた鯖を水でやさしく洗い、あくなどのよごれをとります。
3. 鍋に、水、しょうゆ、みりん、酒、砂糖を入れて煮立てます。
4. 鯖の切り身を、皮を上にして入れ、生姜の薄切りを4枚ほど入れ、落し蓋をして煮ます。
5. 5~6分煮たら、味噌を少しずつ所々に溶き入れ、弱火にしてコトコト煮ます。
6. 時々鍋をゆすり、焦げ付かないように煮ます。
7. 煮汁がトロリと煮詰まったら出来上がりです。
      (写真は茹でた絹さやと煮たごぼうを添えてあります。)
 

◆煮物は、難しい料理だと思います。私自身もいろいろな方々の料理を食べ、勉強し何度も作りました。
 今では鯖の味噌煮は得意料理の一つとなりました。
 是非作ってみてください。

 

しずおか日赤メールマガジン 第84号

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平成24年08月01日発行