しずおか日赤メールマガジンMailmagazine blog

第190号 令和3年06月01日発行

2021年6月1日

雨の日が多い季節になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
体を動かす機会が減っているため、意識して階段を使う、少し遠回りして歩く等、運動不足を少しでも解消できるように頑張りたいですね。高齢者の方から順番にコロナワクチン接種が進んでいる事と思います。自粛が長引いて大変ですが、早く普通の日常生活を送る事ができるようになると良いですね。
それでは、メールマガジン第190号をお届けいたします。

片頭痛発作の発症抑制外来を開設しました

今までの治療で片頭痛の発作が減らず、生活に支障をきたしている人のために、片頭痛発作の発症抑制外来を開設しました。これは、新しい片頭痛の発作を起こりにくくする「片頭痛発症抑制薬」による治療を目的とした外来です。
日本には約1000万人の片頭痛患者さんがいると推測されています。大半の患者さんは医療機関に受診することなく、市販薬を服用して我慢しています。受診することで、市販の頭痛薬では抑えられなかった発作を抑えられる薬と使えるようになります。また頻回に発作が起こる患者さんは、発作が起こりにくくなる薬を飲むことが出来るようになります。
現在国内で使える発作を抑える薬は、他の病気のために開発され、片頭痛の発作を抑える効果が認められたので片頭痛の予防に使われている薬です。発作を抑える薬を飲むと、発作が半分以下になり、発作が起こっても以前より発作を抑える薬がよく効くようになります。しかしながら、約8割の患者さんは2ヵ月で発作を抑える薬を飲むのをやめてしまいます。その理由としては、思ったほど効果が得られない、効果が出るまで時間がかかる、眠気などの副作用のため飲みにくい、などの理由によるものです。
今回発売された「片頭痛発症抑制薬」は、片頭痛の研究から作られた片頭痛の治療を目的としてつくられた薬です。欧米では2018年に承認され、世界中で使われているお薬です。臨床試験では今まで予防薬が効かなかった患者さんにも効果が示されています。ただ、この新しい薬は片頭痛があればどなたにでも使えるお薬ではありません。片頭痛が頻回にあり、適切な治療を行っても片頭痛の発作により日常生活に支障を来し、以前からある発作を抑える薬を飲んでも十分な効果が得られない患者さんに使うお薬です。条件に当てはまると思う、片頭痛でお悩みの方は、一度受診してみてください。
なお、今まで医療機関を受診することなく片頭痛でお悩みの方は、先ずは医療機関を受診して従来からある片頭痛の発作を抑える薬をお試しください。

◇担当診療科    脳神経内科
◇担当医    脳神経内科部長 今井 昇
◇診療時間    月、火曜日 午後2:00~3:00
※紹介予約のみです。予約する際は地域医療連携室へご連絡下さい。

静岡新聞の取材を受けました。

栄養課考案 ~小松菜と厚揚げの中華風炒め~

カルシウムは体重の1~2%含まれており、生体内に最も多く存在するミネラルです。
しかし日本人は慢性的なカルシウム不足といわれており、1日の必要量:30歳~70歳の男性 750mg、女性 650mgを、どの年代も満たしていません。カルシウムが不足すると、
骨粗鬆症、高血圧、動脈硬化などを招くことがあるといわれています。
本日は栄養課考案のカルシウムがたっぷり摂れるレシピを紹介します。
【材料】(二人分)
小松菜 150g(3㎝長さに切る)
厚揚げ 80g(1㎝幅薄切り)
豚肉薄切り 50g(3 ㎝幅薄切り)
干し椎茸 8個(水で戻し大きめそぎ切り)
生姜 一片(繊切り)
油 大さじ2/3
鶏がらスープの素 小さじ 1
塩、こしょう 少々
【作り方】
1 フライパンに油をひき、厚揚げを両面焼く。焼き色がついたら、生姜、豚肉を入れ色が変わるまで炒める。
2干し椎茸、小松菜を加え炒める。
3鶏がらスープの素、塩、こしょうを加えて味を整え、お皿に盛り付ける。

ビタミンDを多く含む干し椎茸をたっぷり使うことでカルシウムの吸収が高まります!!

訪問看護用の車を寄贈して頂きました

株式会社アウトバーンモーター様より、しずおか日赤訪問看護ステーションへ車を2台寄贈して頂きました。長く大切に使用させて頂きます。

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